"" 今の正直な想い|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: 今の正直な想い

2018/10/08

今の正直な想い


ネマニャ君とロールさんの日本ツアー、昨日の浦安公演で無事に終了しました。
本当にお疲れ様でした!
タイトなスケジュールの中、連日の素晴らしい演奏。

終演後もサインを求めるファンの方々の長蛇の列。
きっとお疲れでしょうに、お一人お一人に笑顔で対応されるお二人のお姿には本当に頭が下がりました。

浦安公演アンコール終了時に、拍手をしながら心の中で何度も何度も「ネマニャ君、ロールさん、本当にお疲れ様でした!無事に終わって良かった!ありがとうございました!」と呟いておりました。

拍手しながら私もこの1週間を思い返して、「ようやく終わったな。あっという間だったな。」と、寂しさを感じるより、どこかホッとした気持ちでした。

そして本日ネマニャ君とロールさんはソウル公演のため、韓国へ。
明日がソウル公演。息つく暇も無いとはこのことですね。
少しでも心と体を休める時間があれば良いのですが・・・。

そんなタイトなスケジュールで臨むソウル公演。
せめて満員御礼の会場でお迎えできればと願っているのですが、残念ながらチケットはまだ完売には至らず。
ソウル公演は比較的チケット代が高価なので、安いお座席から売れています。
よってステージからよく見えるエリアの一番高い座席が若干残っています。

ロッテコンサートホールという大きな会場なので、なかなか難しいかなと当初から思っていましたが、韓国のレコード会社さんやプロモーターさんが、一生懸命宣伝されたり、チケットプレゼントキャンペーンなど複数行っていらっしゃいました。

過去何度も来日されている日本とは異なり、韓国では知名度もそう高くはないと思われるので苦戦するかなと心配で、毎日のようにチケット残数を確認してきましたが、そういった方々の頑張りのお陰か、今日現在で残数20席!
これなら当日券で完売も見えてきたので、きっと満員御礼でお迎えできると信じています。

私は明日の朝、渡韓します。
これでアジアツアーも終了。きっと明日は寂しさがこみ上げてくると思いますが、最後の最後までお二人の演奏を聴ける幸せと喜びを噛みしめながら、一瞬一瞬を大切にしようと思います。

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ここから先は全く違う話を書きます。無駄に長文です。

誰だって人に無暗に嫌われたくない、良い自分を演出したい、そんな気持ちがあると思います。
他人の事にあまり関心がなく(ネマニャ君除く)、一人行動が得意で、人にどう思われているかにも殆ど興味が無い私ですが、そんな私だって例外ではなく、上記のような気持ちは抱いております。

私が自由に書く文章で誰かを傷つけてしまうのだとしたら、それは嫌だなとか。
私が思った事を発言することで、誰かを困らせたり、傷つけたりしたくはないなとか。
大人なんだから自分の気持ちはグッとこらえて、胸にしまって、飲み込んで、そうやって大過なく過ごすのが大人なんだろうなとか。

なにより、ネマニャ君を悲しませたり困らせたり、ネマニャ君に迷惑がかかるのだけは絶対に避けたいなとか。

色々考えて、でも自分の気持ちの向かう場所が無くて、曖昧な表現でブログを書くと、色々な方に心配されたり、それでご連絡いただいたり。

「〇〇なんですよね。気持ちわかります!」と仰っていただいたり(大体は全く見当はずれだったりします。すみません・・・・)、「この人メンドクサイな。言いたいことあるならハッキリ書けばいいのに。」とか思われたりするだろうなとか(私だったら100%思います)。

前置きが長いですが、そういった諸々に悩む自分に嫌気がさしたのと、なんだか自分を守っているみたいで卑怯だなと思ったのと、ネマニャ君に万が一ご迷惑をかけたとしても、それは私とネマニャ君の問題なのだから自分で責任持って解決すればいいじゃないかと思いました。

このタイミングで、もう自分の正直な気持ちを全部吐き出してやろう!と思った次第です。

それはネマニャ君の日本のファンクラブ「プレピスカ」さんに対してです。

私は以前ファンクラブに所属しておりました。約2年でしょうか。
立ち上げ当初は一般会員、その後運営スタッフとしてお手伝いしておりました。

正直言うと立ち上げ当初から「なんのためのファンクラブ?この人達何がしたいのだろう?」と常々疑問に思っていました。

それが何故運営スタッフとしてお手伝いするようになったのか。

ある時いち会員さんから寄せられたメールがきっかけでした。

「ネマニャのファンクラブといいつつ、こんな中途半端な対応をされがっかりです。このままではネマニャの事も嫌いになってしまいそうです。」という内容でした。

これは私には衝撃的で悲しすぎるメールでした。それまで見て見ぬふりしてきた自分にも嫌気がさしました。そこでスタッフとしてお手伝いさせていただくことになりました。

自分のただの思い込みと自己満足に過ぎませんが「ネマニャ公認と名前を使うのだから、ネマニャの名前に傷をつけるわけにはいかない。あの人の名前を守りたい。」と。

その間、諸々ありました。

少しでもネマニャ君のために何かできるなら、少しでもネマニャ君を喜ばせることができるならと、自分なりに一生懸命頑張ったつもりでしたが、周囲の方々とは温度差が全く違いました。

大勢いるファンクラブですから、気持ちが同じ、向かうベクトルが同じな方も当然いましたが、それでも私には何もかもが理解しがたく、居心地の悪い場所でした。
「ネマニャ君のため」のファンクラブではなく、「ファンのため」のファンクラブなのだなと。

決定的な決裂を迎えるまでに、そう時間はかかりませんでした。

いろいろ堪えてきたつもりでしたが、どうしても許せなかった事は、ネマニャ君ご本人、そしてご家族、そしてセルビア人に対して侮辱的、差別的な発言をされた事です。
そしてファンクラブ運営に対して「ネマニャへの愛など切り捨てるべき」と言われたことです。

お互い言い分はもちろんあると思います。ですからこれは私側からの私見で言い分です。
向こうからすると「そんなつもりの発言ではない。」と言い分があると思います。
でも私には十分過ぎる理由でした。

私もたいがい強気で目上の方にも言いたい放題な人間なので、盛大に揉めて辞めました。私が正直にあれこれ言うことで、今後少しでも良い方向へ向かうファンクラブになって欲しいと願っていました。
ずいぶん引っ掻き回してしまったと思います。
色々な方にご迷惑をかけたと思います。

だからこそ、その時に決めました。

今後何があっても私はファンクラブには戻りませんと。
自分の責任は自分で取ろうと。

ファンクラブにいるとメリットは沢山あると思います。
まずはチケット優先予約。苦労せずチケットが取得でき、なおかつ良席に座れるなんて最高です。

そして来日時のイベント。身近にネマニャ君に会える。話を聞ける。お写真を撮っていただける。特別に演奏を聴ける。夢みたいな時間でしょう。

これが年会費たったの1000円。
正直メリットしかないです。私だって入りたいくらいです。

でも上記の理由により、私は自分で引っ掻き回した責任上、デメリットも自分で被るしかないと思っています。
ファンクラブに在籍する事で発生するメリットを一切享受しない事が、自分自身ができるせめてものけじめだろうと思っています。

だから私はファンクラブ主催のイベントには参加できません。「会員さん以外もOKですよ。」と言われたとしても参加しません。

チケットも毎回自分で苦労して取ります。一生懸命情報収集して、お金を払い色々なホールの会員になって頑張ります。それでもファンクラブの方々の方が良席に座っていらっしゃるのを見ると何とも悲しく切ない気持ちになりますが、それはそれでやむを得ないと思っています。

一方的な言い分でずるいと思うので、私の事も書いておきます。

例えば今回の浜離宮朝日ホール公演。
私はチケットを比較的多めに購入したいと思っていました。
発売前にマネジメントオフィスさんから「よろしければ纏まった枚数をお手配しましょうか。既にファンクラブ分を多く手配済みなので、良いお席ではないかもしれませんが。」というオファーを頂きました。
お気持ちが嬉しくて、有難くお受けしました。

これも一般発売前にずるいと言えばずるいですよね。

そのチケットは私のお世話になっている方々やセルビア関係の友人知人にお譲りしました。そしてセルビア大使館さんへの招待券となりました。
この枚数を一般発売で取得するのは恐らく大変だったと思います。
私もそういった意味では裏でメリットを得ているので、偉そうな事は言えませんね。

それでも出来る限り、自分自身でどうにかしたいと思っています。
他のファンの方々がチケット取得時なさる苦労は身に染みて知っています。
だから同じ立場でいたいからです。

正直に言うと、チケット取得に関して国内海外に問わず、ネマニャ君と演奏会の話をする度に「〇〇の演奏会に来るの?じゃあ僕がチケット用意するから買わないで!」と仰っていただきます。
これを毎回お断りしています。

「気持ちは嬉しいけど自分で買うから大丈夫!ありがとう。」
「そう言うのはわかっているけど、僕だって何かしたいよ。だからチケット用意させて。」
「すごく嬉しいけど、自分で働いたお金でチケット買いたいの。ネマニャの音楽のために仕事を頑張って聴きに行くのが私の喜びだから!」

この会話をしょっちゅうしています。今回の来日時もやはり同じ会話をしました。

お気持ちは本当に有難くて嬉しいです。
でも私はそういう事を望んだり求めたりしてネマニャ君を応援している訳ではないので、そういった優しさに甘えたくないのです。
ネマニャ君の存在とその音楽だけで、もう充分過ぎる程幸せにしていただいているので!

そんな事もあるので、ファンクラブさんのチケット優先予約に関しては、いいなあという羨ましい気持ちと、ずるいなあという妬むような気持ちと、逆にそこまでしてもらってどうやってネマニャ君にお返しするのかな?という素朴な疑問もあります。

今回の来日時に関しても、スケジュール発表当時から考えていました。

29日・フランス演奏会、30日・日本へ移動、10月1日・日本着、3日・札幌公演、4日・東京公演、5日・群馬公演、7日・浦安公演、8日・韓国へ移動、9日・ソウル公演。

この超ハードスケジュールで、まさかファンクラブでイベントなんて開催しませんよね・・・?と。

ですから色々な方に「久美子さんもファンクラブのイベントに行きますか?」と聞かれ、「ああ、やるんだ・・・・。」と正直思いました。

過去開催されたイベント時も毎回思ってきた事があります。

どんなにハードスケジュールでもイベントを企画するくらい皆さんネマニャ君に会いたいのですね。それなら来日時の演奏会、すべて聴きに来てくださるのですよね?と。

ネマニャ君は演奏家、アーティスト、芸術家。
演奏会はネマニャ君の音楽が昇華する場所。

その反面、クラシック音楽の演奏会というビジネスだと。
私は自分も小さいながらビジネスを行っている人間なので、物事をどうしてもそういう目で見ます。
だからチケットが1枚でも多く売れるのが、まずは必須条件だと私は思っています。

東京近辺の演奏会でよくお見掛けするファンクラブの方々。
北海道公演や高崎公演ではほぼお見掛けしなかったので「やはりここには聴きに来ないのですね・・・。」と残念に思いました。

私はいつも色々な方をとても羨ましく思っています。
ネマニャ君のために何かをしてあげる事ができる立場の方々の事を。
ファンクラブに関しても例外ではありません。

いつも思います。
私がスーザンさんやロールさんみたいなピアニストだったら一緒に演奏できるのに。

ティヤナさんやギョームさん、クリスティーナみたいにヴァイオリニストだったらな。
アンヌさんみたいにチェロが弾けたら、ナタナエルさんみたいにコントラバスが弾けたら、一緒に演奏できたのに。

カメラマンだったらCDジャケットのお写真なんか撮れたのに、メイクアップアーティストだったらメイクができたな。
一流デザイナーだったらステージ衣装が作れたし、編集者だったらインタビュー記事が書けるな。
フランス語やセルビア語がペラペラだったら通訳ができるのにって。

でも私には何の取り柄も力も無くて、ネマニャ君のために何もしてあげることができません。
何かをしたいと思うことすら、烏滸がましいのかもしれませんが。

だからせめて1枚でも多く演奏会のチケットを買って、1回でも多く演奏会に行って、1枚でも多くCDを買って。
そんな事しかできないなぁと。

そう思いますが、さすがに海外の演奏会にしょっちゅう出かける経済力はなく、せめて来日時くらいはすべての演奏会に行きたいと思うのです。

人にはそれぞれ事情があるので、それが偉いとも正しいとも思いませんが、でもそんな私からすると「演奏会には来ないのに、イベントを企画するのですね・・・・。」と残念な思いになるのです。

「チケット優先予約で良い思いをなさっているのに、ご自分達の行かれる演奏会以外はどうでも良いのかな?」と悲しくもなります。

もちろんファンクラブの会員さんが全員そのような方とは思っておりません。
私と仲良くしてくださっているファンの方々で会員になっている方もいます。
その方々は善良で心からネマニャ君を応援なさっていると知っています。

私もこれだけネマニャ君を好きなら、間違いなくファンクラブ会員でしょうと思われているようです。

ですからこのブログ宛にご連絡をくださったり、なにか別な機会でお会いした方には必ず「私もファンクラブに入会しました。よろしくお願いします!」なんて言われます。

その都度「私は会員ではないのですよー。」とお伝えし毎回驚かれます。

私と同じように以前は会員でしたが、今は辞めましたという方も複数知っています。

今回の来日時も「ファンクラブのチケット優先予約のせいか元々座席が残っていなかったようで、チケットが取れませんでした。」とか「これだけのハードスケジュールなのにイベントに呼ぶなんて。どうして休ませてあげることができないのかしら。」と仰る方もいました。

チケット優先予約にしても、イベントにしても、最終的には所属事務所さんのご判断なので、なんとも言い難いですが、中にはこうして疑問や不満を持つファンの方々がいる事を、ファンクラブの運営に関わる方々にはまずご理解いただきたいです。

TVご出演以来、新しいファンの方々も多くなっていると思います。
そういった方々がまず向かうのはファンクラブでしょう。
色々な方が所属される分、運営はまずます難しくなると想像されます。

ファンの方からこんな事を言われました。
「演奏会で座席が隣りだった方が、TVでネマニャを知ったようで、演奏会中ぺちゃくちゃお喋りしていて【チケット取るためにファンクラブ入ったわよ!】と喋っていました。今後ああいう人がどんどん増えるのでしょうね。」と。

私自身も東京公演では非常に残念な思いをしました。
私の座席はファンクラブの方々が取られたと思われるエリアのすぐ横でした。
隣りの座席の方は会話からファンクラブの会員さんと思われます。
演奏中、1曲目からずっと居眠り。前半は終始いびきをかいて寝ていらしたので、ネマニャ、ロール、いびきの3重奏を聴くという非常に残念な演奏会でした・・・・。

もちろんごく一部の方々の行動ですが、こういった方々が「ネマニャ公認のファンクラブ会員」となることが非常に残念で悲しいです。

もちろんファンクラブにも良い面は沢山あると思います。

私が思うファンクラブが存在していることのメリットは以下です。

まずは人数が多い。チケット販売にしてもCD販売にしても大きな力を持つと思います。

聞こえが良い。ファンクラブがあるというと非常に人気が高いと外部から思われる。メディアなどの文章にも記載でき、なんとなくイメージが良くなる。

ファン初心者の方には情報収集やチケット入手などわかりやすく、熱心なファンを育てるための窓口になりえる。

そして何より、ネマニャ君が喜ぶ。とても善良な方なので、素直に喜ばれていると私は思っています。

私とネマニャ君の間ではファンクラブの件に関してはスルーするというのが暗黙の了解になっているので、多くを語ったことがありません。
その件でネマニャ君には非常に気を遣わせてしまっているのは重々承知しています。
それでもネマニャ君は私の意志を尊重してくださっているので、非常に申し訳なく有難くも思っています。
この事がこれまでファンクラブに対して私の気持ちを、ブログで何も書いてこなかった理由です。

危惧したように、誰でも入れるファンクラブ故、今後色々な方が入会されることにより、非会員のファンの方々、一般のクラシック愛好家の方々から、私のようにファンクラブ及び会員の方々の行動・言動に疑問や不満を持つ人は増えるかもしれません。

ただ、先に書いた通り、ご人数が多い分、機動力があると思います。

ネマニャ君の日本における演奏活動がますます充実できるよう、ネマニャ君の音楽やお人柄の素晴らしさをお一人でも多くの方々にお伝えすることができるよう、様々な活動をおこなって良い方向へ持っていけるのはファンクラブしかできない事だと私は思っています。

危険をはらみつつも、ネマニャ君のために何かをすることができる。
ネマニャ君の演奏活動がもっともっと充実して、どんどん良い方向へ向かうのをお手伝いすることができる。
私からすると本当に心から羨ましいです。

だからこそ「ファンのための」ファンクラブではなく、「ネマニャのための」ファンクラブであって欲しいのです。

ファンクラブの活動は、いつも遠目ながらになんとなく見てきました。
「凄いな。頑張っているんだな。」という好意的な思いと、「それはないでしょ。」という批判的な気持ちが半々です。

私だって自分が100%正しいなどとこれっぽっちも思っていません。
私のファンとしての在り方、言動、行動が間違っている事も多々あると思います。
私のせいで嫌な思いをしている方もきっと大勢いるでしょう。

ネマニャ君の音楽を愛する心、想う気持ちは同じはずなのに、人それぞれ考え方が違うので難しいなと思います。
愛情の形は違っても、一番奥にあるのは同じ気持ちなのだと思っています。

だからこそ、ファンクラブにはこういった意見や思いがあるのだという事、知っていただきたかった。
そして何故そんなに好きなのにファンクラブに入っていないの?という多くの方から疑問に思われてきた事への私の答えです。

一方的な文章で卑怯と思われるのは嫌なので、私の名前を書いておきます。
北條久美子といいます。
私に対して言いたいことがある方、きっと大勢いるでしょうね。
その際はご連絡ください。ブログのご連絡フォームでも何でも構いません。
頂戴したものに関しては、お一人お一人きちんとご返信します。

この文章のせいで嫌な思いをされる方、傷つく方も沢山いらっしゃるかと思います。
それに対しては大変申し訳ございません。

でもこれが今の私の一切偽りのない気持ちです。




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