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2018/02/20

旅日記・セルビア編・Part2 ♪


★2月4日(日)★

友人宅でぐっすり眠り、目が覚めたのは10時前。
寝ぼけながらリビングに行ったらラジオでクラシック音楽を聴いていた友人。
「朝ご飯食べる?」とトーストと自家製ジャム、紅茶を用意してくれました。
この自家製ジャムが激ウマ!ブルーベリーとアプリコットの2種。
どちらも美味しくてトーストが進みました。



ご飯を食べながら友人の話を色々聞きました。
平均月収が4万円ほどのセルビア。
仕事を見つけるのも難しいし、生活するのは何かと困難な国です。

友人も決して楽な生活をしている訳ではなく、色々と大変な事も多いのですが、それでもいつも明るく前向きに頑張る姿に私自身も色々考えさせられたり、良い刺激をもらったりしています。
お金が無くても心の豊かさというか、真の豊かさってこういうことなんだなといつも思います。

私はネマニャ君の演奏会へ行くために朝から晩まで休み無しで1年中働いているのですが「旦那さんがお金持ちでいいね。」なんて嫌な事を言われたり、窮屈な思いをさせられる事も正直あります。

そもそもうちの主人がお金持ちというのが大きな誤解ですが・・・(^▽^;)

私はネマニャ貯金という通帳を作っていて、自分のお給料から使えるお小遣いは全部そこにいれています。渡欧のための航空券代や、演奏会のチケット代はもちろん、ネマニャ君のお誕生日プレゼントだったり、Trillesの皆様にお渡しするお土産とか、お手紙を書くのに使うレターセットなどを購入するのも全部その通帳のお金を使っています。

私の誕生日に主人がプレゼントとして買ってくれる航空券以外は、全部自分で一生懸命働いて稼いだお金で賄える範囲で演奏会に行っています。
だから私自身は決して裕福な訳ではないですし、他の方がされるように美味しいものを食べたりとか、お洋服や素敵なカバンやアクセサリーを買ったりとか、温泉に行ったり旅行に行ったりとか。
そういった楽しみを全部捨てた分、ネマニャ君の演奏を聴くためだけにお小遣いを使っています。

そういう細かい事情をご存じ無い方からすると、きっとあれこれ言いたくなるのだろうなとは思いつつ、ちょっと悲しい思いをすることも。

でもセルビアの友人は決してそんなことを言いません。
「いつもあなたは一生懸命ね」と応援してくれます。

「セルビアでは仕事を見つけるのは難しいし、生活するのも大変だから私は沢山演奏会には行けないの。でもあなたはいつも仕事を沢山頑張っていて、こんな遠い所まで頑張って演奏会に来るでしょ。それは私にとっても誇らしい事よ!あなたがいつもお仕事を頑張っているご褒美に色々な演奏会に沢山行って、ネマニャと楽しい時間を過ごせるのは私にとっても嬉しい事よ。だからお仕事は大変だろうけど頑張ってね。」と。

普段はなかなか言えない本音も素直に言える、本当に大切な友人です。

そんな感じのお金とか生活とかのシリアスな話もしつつ、友人のとってもロマンティックな恋バナなんかも聞きつつ、あれこれお喋りしていたらあっという間にお昼に。

私が「日本にカイマクを持って帰りたいなー。」と言ったので一緒に買いに行くことに。

カイマクとはセルビアのフレッシュチーズ。フレッシュでミルク感が強くて、とても美味しいチーズです。
セルビアに行ったことがある方は皆さま「カイマクが食べたい。日本で買えれば良いのに!」と言うくらい、セルビア=カイマクといっても過言ではないポピュラーな食べ物です。
日本では購入できないので私は自家製で作るのですが、あくまでも「カイマク風」にしか出来ず本場の味には遠く及びません。

友人宅の近所にあるショッピングモールに美味しいカイマク屋さんがあるとのことなので、そこに行ってみることに。

友人宅から徒歩5分ほどの場所にあるショッピングセンター。
そこで小さなお洋服屋さんも発見したので、演奏会用の服を買うことにしました。
素敵なデザインのものがいくつかあったのですが、最近太り過ぎな私、どれもサイズが合わなかった・・・。

「これどうかな?これ可愛くない?」と選ぶたびに、店員さんと友人に「マロ、マロ!」と連発され(マロはセルビア語で小さいの意味)、挙句「あなたに合うのはこれしかないわよ!」と真っ赤なセーターを手渡されました。

サイズはピッタリだったけど、演奏会に真っ赤なセーターは微妙・・・(^▽^;)
しかもお値段が1000円・・・。
結局合うサイズがなくてそれを買う羽目に。

(後日うちの母親にこの話をしたら「1000円のセーターなんて着れないでしょ!わざわざ海外まで行ってそんなの着て演奏会に行ったの?」と呆れられました・・・)

友人は「良い買い物したわねー♪似合っているわよ!」とご機嫌。
私は「・・・・う、うん、そうだね。今度来るときは痩せてくるね・・・・。」と微妙。

次はセンター内の大型スーパーへ。
ここでもセルビアの食材を大量に購入しました。








そして大量の荷物を抱えてようやくカイマク屋さんへ。
ショーケースの中のチーズ達。美味しそう・・・。


この右上にあるのがカイマク。
パック入りのものなどもありますが、このお店のは作りたてで新鮮でした。


一通り買い物をしたあと友人宅へ帰宅。
この日も昼食は14時以降。

メニューはポドヴァラク♪発酵キャベツをオーブンで焼いたお料理です。
この日は鶏肉と一緒に食べるレシピで作ってくれました。

骨付き鶏肉をじっくり焼きます。


こちらがポドヴァラク。


焼いた鶏肉を加え、味を染み込ませたら出来上がり。


最初にスープを食べました。
にゅう麺みたいな細麺が入っていて、とっても美味しかったです。


パンと買って来たばかりのカイマク。
そしてほにゃららって名前のやつ→忘れた・・・(^▽^;)
豚肉の脂部分をスナックにしたみたいなものでセルビアでは前菜に食べるそうです。


カイマク♪


パンにカイマク、そして自家製のアプリコットジャム。
この組み合わせ、美味し過ぎて涙が・・・(/ω\)


そしてポドヴァラクが登場!
香りが最高!


お皿にたっぷり盛ってくれました。


チキンも柔らか~。


美味し過ぎて天国♪

ゆっくり昼食を取ったあと荷造り。
買い過ぎたセルビア食材でスーツケースは既にパンパン。


この日と翌日はベオのシティセンターにあるホテルを予約していました。
一緒にコンサートに行く友人も私と一緒にホテルに行き、そこで着替えてから演奏会場へ行こうという事に。
「どの服持っていこうかしら?靴はどれがいいかな?」と大はしゃぎな友人。
ネマニャ君に会うからとびきりお洒落をしたいらしい。
こういうところが可愛くって大好き♪

息子さんにお別れを告げ、友人と2人でタクシーでホテルまで移動。

こちらが宿泊したホテル、コートヤード・マリオット。
国立博物館のすぐ横にあり、市内の中心部にあるのでとても便利。
以前一度宿泊したことがあるのですが、その際の履歴が残っていたようでチェックインの際に「ようこそ。お帰りなさい!」と言っていただき、とっても嬉しくなりました。


室内も綺麗で快適。


ここのTV、インターネットに接続してありYoutube を見ることができました。
そこでネマニャ君が出演した「題名のない音楽会」の動画を検索。
友人に見せてあげたら大喜び!


二人でわーきゃー言いながらネマニャ君の動画をあれこれ視聴。
「信じられる?この後演奏会で生で聴けるのよ~♪」とハイテンションな友人。

セルビアご出身とはいえ、なかなかセルビアではネマニャ君の演奏会がないので、セルビアのファンの方々が演奏を聴けるのは年に1度か2度。
ベオグラードでの演奏会は毎年ファンの方々にとって大きな楽しみなのです。

演奏会が行われるKolarac Hall までは徒歩5分。
時間ギリギリまで友人とホテルで過ごし、のんびり歩いて行きました。

素晴らし過ぎた演奏会の感想は次回ブログにて♪

演奏会後、急に寂しくなり「寂しいよ~。一緒に泊まっていきなよ~。」と友人に甘える私。
「そうしたいけど、あなた疲れているでしょ。だから今日は私がいない方がゆっくり眠れるわ。今夜はゆっくり眠って。明日また会えるわよ。」と友人。

二人でライトアップされたクネズ・ミハイロヴァ(ベオグラードいちの繁華街)を散歩しながらホテル近辺まで歩き、そこでお別れ。


ホテルに一人で戻り、少し小腹が空いたのでルームサービスでもと思ったら、営業終了時間。
そこでホテル近くのスナック屋さんが開いていたのでパンとジュースを購入。
演奏会の余韻に浸りながら一人で寂しくお夜食タイム。


普段は一人旅に慣れているので全く寂しくないのですが、今回は初日が実家気分だったので急に寂しくなってしまった夜なのでした。

今回もセルビア的なお写真無し・・・。
旅日記になっていないなぁ(^▽^;)


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