つい先ほど公開されました。
指揮者・アロンドラ・デ・ラ・パーラさんがオーガナイズされていらっしゃる「The Impossible Orchestra」の演奏動画です。
日本時間２６日の深夜１２時だったので、仕事の予定も断り（汗）PCの前でスタンバイ。
まさかネマニャ君演奏のダンソン２番を聴ける日が来るなんて・・・（号泣）
２０１４年にPACの定期演奏会でご共演されたマエストラとネマニャ君。
その時にアンコールで披露されたダンソンが素敵過ぎて、その場でマエストラのCDを購入しサインをいただいた想い出。
それ以来この曲が大好きで、しょっちゅうCDを聴いているのですが、まさかそれをネマニャ君の演奏で聴ける日が来るなんて・・・（再度号泣）
さらにオケのメンバーになんとマキシム・ヴェンゲーロフ様が！！！
夢の競演過ぎてPCの画面割れるかと思いました、本気で。
このオーケストラ、新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされているメキシコの女性達や子供達を支援するための活動とのこと。
マエストラご自身が交流のある世界中の音楽家に声をかけて集められたメンバーだそうです。
動画の他に配信のご予定もあるそうなので楽しみです。
このプロジェクトを通じて得た収益はすべて「Fondo Semillas」と「 Save the Children」という２つの財団に寄付されるそうで、オフィシャルサイトからも寄付できるようになっています。
とても素晴らしい取り組みだと思い、私も心ばかり寄付させていただきました。
このような状況下でも音楽を通して誰かと繋がることができる、誰かを救うことができる。
音楽家って本当に素晴らしい職業だなと思いました。そして素敵な音楽を届けてくださる方ってやはり人間的にも素晴らしい方なのだなと。
姿形はもちろん、その心も音楽もとっても美しいマエストラ、心から尊敬し憧れます。
そして相変わらず、音を楽しむ=音楽を体現しているネマニャ君の演奏。
元気が出ました。とても幸せな気持ちになりました。
それと同時に今自分が置かれている立場を痛感して無性に悲しくなり、深夜にちょっと泣いてます・・・。
いったい生で演奏を聴く事ができるのはいつになるのだろうかと。
コロナ禍になりながらありがたいことに仕事は順調。
同業者の方々からは「コロナで業績最悪！このままでは生活できない！」という悲痛な叫びが聞こえてくるのですが、私はネマニャ君の演奏会以外にお金を遣うことがない人生なので、海外に全く行けない分皮肉なことにお小遣いがどんどん貯まっていく。。。
でもチケットが買えても航空券が買えても、演奏会に行くことはできないのだ。
航空券が存在しても、欧州各国の入国制限が緩和されていても、肝心の外務省は相変わらずレベル３だし、帰国時の水際対策を見ると事実上は「海外なんて行かないでください！」って言われているようなものだし。
ましてや仕事的に絶対に感染できないし、今海外に行ったりしたら社会的に抹殺されてしまうんだろうなぁと、さすがに空気が読めない（読まない）私でさえ察してしまう今日この頃。
今まで自由に生きて来たけれど、今回ばかりは自分の想いだけで勝手に生きるというのはできないのだなと実感しています。
誰に何を言われても叩かれても、それでもいいから演奏を聴きに行きたい！と思うことができなくなったなぁと、意外にも常識人だったらしい自分にちょっと驚いていますし、なんだか悲しくなったりもしています。
とりあえず生きてさえいればいつか必ず演奏会に行けると信じて頑張るしかないかな。
