"" 2月 2011|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: 2月 2011

2011/02/27

ORCHESTRE NATIONAL DE BELGIQUE ♪

ネマニャ君がソリストとして出演した、ベルギー国立管弦楽団(Orchestre National de Belgique)の演奏会を聴きに、ベルギーまで行ってきました。

まずは217日にフランスとの国境に近い、ベルギー・エノー州の古都モンス(Mons)で行われた演奏会です。

詳細はこちら。


JEU 17 FEVRIER 20H
THEATRE LE MANEGE

L'ORCHESTRE NATIONAL DE BELGIQUE

Darrell Ang, direction
Nemanja Radulović,violon

PROGRAMME

Jean-Paul Dessy  Symphonic Meditation 1,Serene Sirens
Piotr Ilitch Tchaikovsky   Concerto pour violon en ré majeur op.35
Antonin Dvorak   Symphonie n°7 en ré mineur op.70


この演奏会、本来ならば指揮者はズデニェク・マーカルさんのはずでしたが、恐らく体調不良か何かで急遽変更になっていました。
ズデニェクさんといえば、皆様お馴染みの「のだめカンタービレ」ヴィエラ先生。
楽しみにしていたので、ちょっと残念・・・。

会場となったTHEATRE LE MANEGEはモンスのグラン・プラスから徒歩78分。







夜になるとライトアップされて綺麗でした♪




開演時間の30分ほど前に行き、受付で日本から予約していたチケットを受け取ると、そこに記されていたのは「PLACEMENT LIBRE」の文字・・・・。
し、しまった!自由席だ・・・・。

既に会場の入り口前には長蛇の列が・・・・。出遅れました~。

ところがいざ開場すると、意外と後方に座りたがるベルギーの人々・・・・何故?
実はこの会場、ステージが無く、オケは平坦な床に設置。


客席はかなり勾配のある座席になっていました。
そのせいか皆さん、後ろの席に座り、高い場所から聴きたい様子。

おかげで前から2列目の中央という、私的(笑)には良席に座る事ができました。

しかも同じ列に、某SNSで熱狂的なネマニャファンとして知られる方々が座っていらっしゃいました!
お互い顔と名前は知っていたので、ご挨拶♪
「ネマニャの為だけに来たの???クレイジーだねっ。」って大ウケされました。

そして肝心の演奏会。

Dessyさん(この方は全く知りません)の現代曲(しかも初演ぽかった・・・)とドボ7は、普通に楽しめました。

指揮者のダレル・アンさん・・・・きっと凄まじいプレッシャーだったのかと・・・。
タクトを握る手が震えていたのが印象的でした。

デシーさんの現代曲が不思議な音の構成で、何とも奇妙(素人には難しい・・・)な曲。
しかも良くも悪くも「自由気まま」なネマニャ君とのコンチェルト。
私が指揮者さんだったら、間違いなく胃炎になりそうです。

シンガポールご出身だそうで、見た目は韓流スターっぽい。(現地のファンの方には「彼、日本人?」って聞かれました。)
とはいえブサンソンコンクールも勝っていらっしゃるそうで、若手期待の星なのでしょうね。

話がずれましたが、肝心のネマニャ君。
この日もニコニコ微笑みながら颯爽と登場。
黒の上下黒いインナーピカピカのエナメル(多分)の黒い靴といつものスタイルですが、髪型が違っていました。

後ろで束ねて、お洒落女子的なまとめ髪。あらっ、素敵。
しかもまとめた毛束がくるくる綺麗に巻かれていて、マリーアントワネット風になっていました。
(この説明全然伝わりませんよね・・・)

そしてチャイコン
もうあの哀愁漂うメロディーが流れた時点で、涙腺が・・・。

一つひとつの音がキラキラしていて、跳ねて飛んで遊んでいるみたいな音。
そして心の琴線に触れるみたいな、繊細さと美しさ、どこか懐かしくて気持ちが遠い場所に連れて行かれそうな、そんなネマニャ君の音。

いつもながら瞳を閉じ、奏者である自分自身も音楽に浸り、身体全体を揺らしているネマニャ君は本当に神々しい程美しい・・・。
コンマス、ヴィオラ、チェロ、指揮者と1人ひとり確かめるように、見つめながら、合間に奏でるといった感じ。

それにしても圧倒的に凄い!
本来「協奏曲」であるはずが、圧倒的な存在感とその音で完全に1人舞台状態!!!
前回のロンドンに比べても、更に凄みが増しているその音!

オケのメンバーも若干あぜんとした状態で、ネマニャ君を見つめています。
完全なる1人舞台で、オケが単なる伴奏(しかもついていくのに必死)に聞えます。

ダレルさんとのアイコンタクトも「とりあえず僕に合わせてタクト振っておいて。」と言っているようにも見える・・・・。
いつにも増して、弓の毛をブチブチ切りまくり、弾いては自分で切れた毛をむしり取り、また弾いてはむしり取る。

第一楽章の終盤も凄まじく、観客からは大拍手!!!
既にその頃には涙ぐんでいた私ですが、驚いた事にオケのメンバーの中にも泣いている方が。

ネマニャ君・・・・とにかく凄すぎます!

色々なヴァイオリニストさんでチャイコンを聴きましたが、こんなに美しくかつスリリングなチャイコンはありません!!!

切なく美しい第2楽章。激しく美しい第3楽章。
夢の中にいるような時間でした。


今回一緒に行った主人はネマニャ君のチャイコンは初めて。
彼も「凄いね!」を連発していました。
「でしょー。でしょー♪」と、とっても誇らしかったです。

ネマニャ君、素晴らしい演奏を本当にありがとうございます!!!




2011/02/26

イベントの動画発見しました♪


11日に渋谷タワーレコードで行われた、ネマニャ君のイベント。
広報とおっしゃる方々が、お写真やら動画を撮っていらっしゃいましたが、こんなの発見しました。



クライスラー「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」
なんてナイス!!!ぴあ万歳ヽ(^。^)ノヽ(^。^)ノ

とっても素敵な映像で、イベント当日の記憶が蘇ります。

2011/02/25

ベルギーに行ってきました♪

ネマニャ君の演奏を聴きにベルギーに行ってきました♪

今回は同じくネマニャ君ファンの主人と2人旅でした。

モンスとブリュッセルで2度演奏を聴きましたが、どちらもとても素晴らしくって、感無量でまたもや泣いてしまいました・・・。

未だ夢見心地で、上手く感想が書けそうにありません。

もう少し落ち着いたら演奏会の様子など、ご紹介したいと思います♪

★ネマニャ君の演奏会が行われたモンス(Mons)の街並みです。



2011/02/15

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第246回定期演奏会♪


久々のネマニャ君の来日演奏。

詳細はこちら。


東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第246回定期演奏会
2011214日(月) 午後7時開演 東京オペラシティ コンサートホール
「ロシア音楽の祭典」

指揮:パスカル・ヴェロ  
ヴァイオリン:ネマニャ・ラドゥロヴィチ

ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」 
プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63 
チャイコフスキー 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 

この演奏会のチケットを取ったのが一昨年の12月なので、1年以上待ちに待った今日。
私にはプロコフィエフは難し過ぎて、音の構成もメロディーも全く頭に入らなかったので、スコアを購入し、ひたすら音符を追いながらCDで予習しました。

聴けば聴くほど、素人にもわかる、この難しさ。 
実は大変申し訳ございませんが、今回のオケは在京オケで一番苦手・・・・。
この難曲を・・・・と若干不安に思っておりました・・・・・が、とにかく素晴らしい演奏でした!

ネマニャ君・・・・凄かった! 
やっぱり、「悪魔のヴァイオリン (Le violon du Diable)」でした!!! 
とにかく素晴らしい!!!!
身体全体が楽器そのものみたいな、全身で奏でる凄まじい音!
この人はやっぱり音楽の神に愛されて生まれてきた、特別な音楽家。
プロコフィエフ、完璧でした!!!!
遊び心が無い、完全な直球勝負! そして完璧な演奏。
もうただただ感無量で泣いてしまいました。 

ブラボーの声が飛び交う中、アンコールはバッハのパルティータ2番・サラバンド。
もうあれこれ書いても仕方ない。とにかく1回聴けばわかるはず。
本当に凄い演奏家です。

そしてチャイコフスキーの4番。 正直驚きました。 
このオケがこんな演奏ができるとは思っていませんでした。
ひとえにヴェロさんのお陰かと。 
ストレートで的確に、出してほしい音、作り上げたい音楽がわかるような指揮っぷり。
素晴らしい指揮者さんですね。
仙台フィルを聴いてみたくなりました。

終演後のサイン会は大サービスで、ファンの方々はネマニャ君との2ショット撮り放題。 
私は残念ながら、カメラの調子が悪く撃沈・・・・。 

あんな凄い演奏の後でお疲れなのでしょうが、嫌な顔ひとつせず、11人ファンの方に笑顔で接するネマニャ君。
本当に人間的にも素晴しい方です。

このまま順調に演奏活動を続けられ、今以上にもっと世界を股にかけるご活躍を心からお祈り致しております。


2011/02/13

渋谷タワーレコードのイベントに登場♪



来日中のネマニャ君が11日(金)にタワーレコード渋谷店で行われたイベントに登場しました。

詳細はこちら。

2011211日(祝・金) 17:30

ミニ・コンサート&サイン会
タワーレコード渋谷店6F クラシック・フロア

出演
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Nemanja Radulović)【ヴァイオリン】
佐藤 卓史(さとう たかし)【ピアノ】

事前に問い合わせた時は「(クラシックは)そんなに人気ないから集まりませんよ~。」なんて、売り場の方に言われてしまったのですが、当日早めに会場に行ったら「今日はかなり来そうなので、良かったらお席取っておいた方が良いですよ。」と教えて頂きました。

開始前の17時過ぎには立見の方もかなり多くて、売り場の片隅のイベント・スペースは大混雑!!!

さすがはネマニャ君。

お時間に笑顔で登場したネマニャ君。この日のファッションは私服のようで、黒白のチェックのロールアップシャツ、黒のインナー、黒いスリムジーンズ、黒革のショート・ブーツと、モノトーンでまとめて、とてもお洒落さん。

そして1曲目は予想に反して、クライスラーの「プニャーニャの様式による前奏曲とアレグロ(Praeludium&Allegro)」でした!!!

Les Trilles du diable」の演奏では何度か聴かせて頂いていますが、ピアノとの2重奏は初めてでした。

身体全体を大きく使って、伸びやかで力強い演奏。そして心に染みる豊かな音。
足を踏みならし、身体全体で音を奏でるような、ネマニャ君らしい素晴らしい演奏!!!
途中で音が抜けた所がありましたが(ネマニャ君も笑っていましたね。)それもご愛嬌ですね。

2曲目はミレティチの「無伴奏ヴァイオリンのための舞曲(Danse pour violon seul)」

この曲はネマニャ君のCDにも収録されていますし、演奏会のアンコールでもよく弾かれるようです。
超絶技巧が散りばめられた作品であると共に、旧ユーゴの民族音楽みたいな雰囲気も漂う曲で、ネマニャ君にはよく合っていると思います。

迫力ある演奏で、弓の毛がブチブチ切れていました!(既に1曲目で切れていましたけどね・・・・。)

この曲や、イザイのPréludeみたいな感じの曲を弾いている時のネマニャ君は、本当に怖いくらいの凄みがあって、悪魔みたいに見える時があります。

昨年の秋にフランスの新聞記事にネマニャ君が紹介されていた時に、「悪魔のヴァイオリン (Le violon du Diable)」と書かれていて、正にその通り!!!と思ったものです。

そしてこの凄みのある演奏と、思いっきりギャップがあるのが、演奏間のとってもチャーミングな笑顔に、ユーモアとサービス精神溢れるトーク♪
ついつい周りも笑顔になってしまうような、本当に不思議な魅力の持ち主です。

曲間のトークでは「Les Trilles du diable」の誕生秘話なども聞けて、とても楽しかったです。

それにしても驚いたのが、ピアニストの佐藤さんとは2時間前が初対面と話されていた事。

てっきり前日からリハーサルされていらっしゃると思っていたのですが、初対面かつ僅かな時間で互いに合わせてくるのって、プロの演奏家の方には当たり前なのでしょうか???

ネマニャ君みたいな強烈な個性を持つ演奏家さん(佐藤さんご本人もネマニャ君をそう評していらっしゃいました)と、たった2時間で合わせるなんて凄いな~と思って聴いていました。

実はてっきり演奏曲はベートーヴェンのソナタ(しかもスプリングソナタ)だとばかり思っていたのですが、この時間の無さから、この様な選曲をされたのかなとも思いました。

3曲目にはクライスラーの「美しきロスマリン(Schön Rosmarin)」

主題が繰り返されるシンプルな構成だけに、表現が難しい様に感じる曲なのですが、ネマニャ君のロスマリンはその名の通り、本当に美しい。

本当に素晴らしい演奏で、改めてネマニャ君の凄さ、音楽性と人間性の豊かさを感じて、感動しました!!!

そしてイベント後にはCD購入者を対象としたサイン会。
短い時間でしたが、お話もできてとっても嬉しかったです。

14日の演奏会も本当に楽しみです。


2011/02/11

Welcome to Japan ♪


ついについに待ちに待ったネマニャ君の来日ですね。
そわそわし過ぎて、ここ数日は落ち着かない日々を送っておりました。

以前ネマニャ君と少しお話させて頂いた時に、「東京に住んでいるの?」と聞かれた事があるのですが、その際に「東京は綺麗な街で大好きなんだ。」と仰っていました。

その「東京」にネマニャ君を迎える事ができて、本当に本当に嬉しいです!!!

快晴続きだった東京が、生憎の雪の予報も出ていますが、日本にご滞在の間どうか快適にお過ごし頂けます様に。

そして渋谷タワーレコードでのイベント、14日の東京シティ・フィルハーモニックの定期演奏会、どちらも本当に楽しみにしています。

Welcome to Japan Nemanja !!!

2011/02/05

Vélizy-Villacoublay での演奏会♪

21日にフランスのベリジー=ビラクブレー(Vélizy-Villacoublay )での演奏会に登場したネマニャ君♪

詳細はこちら。

会場となった L'onde - Théâtre et Centre d'Art HPから抜粋です。

LES MUSIQUE NOMADES
MAR 1ER FÉV / 21H
Tarif D / Auditorium

Les trilles du diable

AVEC 
NEMANJA RADULOVIć VIOLON
STANISLAS KUCHINSKI CONTREBASSE
ET LE QUATUOR ILLICO


お馴染みのLes trilles du diableの演奏会♪
とっても素晴らしく、かつ楽しい演奏で、観客の皆様を楽しませた事でしょうね。

3月には日本での初来日公演、そして台北の國家音樂廳での演奏会。
CDを録音されるという話もあるようなので、今後もこのメンバーから目が離せませんね!