旅日記・クアラルンプール編・後編 ♪

★６月９日（金）★

ふかふかのベッドでゆっくり眠れたこの日。

昼過ぎに起きて、クアラルンプール周辺で一カ所だけ気になっていた場所へプチ観光。

電車に乗って。

到着した場所は。

バトゥ洞窟。
ヒンドゥー教の聖地、マレーシアのパワースポットとのこと。

２７２段の石段を登って巨大な鍾乳洞の中へ。

野生？の猿が沢山いました。

階段を上がった先は広く拓けた空間。

更に続く階段。

神々が祀られているとのこと。

ここにも猿が沢山いました。

結構急な階段なので帰りはゆっくり降りないとちょっと怖い。

凄い場所でした。圧倒されました。

再度電車でクアラルンプール駅へ戻り、タクシーでホテルへ。

ホテルに隣接するスリアというショッピングセンターで、少し早目の夜ご飯。

食事後はホテルへ戻り、プールでひと泳ぎ。
明るい時間帯のプールも良いものです。

プールに隣接するホテルのレストラン。
ここのお食事やドリンクをプールサイドでいただくこともできました。
デザート代わりにヴァニラシェイクをオーダー。
とっても優雅なひと時。普段忙し過ぎてプライベートなど殆どない私。
こんなにゆっくり流れる時を楽しめるなんて、幸せなひと時。

ネマニャ君の演奏会がなかったら一生来ることなかっただろうな、クアラルンプール。
そう思うと毎回のことながらネマニャ君に感謝♪

としばし非日常に浸っていたら、なかなかなお時間になってしまった・・・・。
肝心の演奏会に行かないと。

慌ててお部屋に戻りお風呂に入り身支度。
演奏会場はスリアを通って歩いて直ぐの場所だったので便利でした。

演奏会の感想はこちら。

とにかく素晴らしく、凄まじい演奏でした！
ネマニャ君は色々な顔を持ち過ぎていて、たまによくわからなくなります。
そして全然知らない人みたいに思える。
この日のチャイコンは本当に凄かった！

大興奮し過ぎて、ホテルに戻った後も、ずっとアドレナリン全開みたいな状態。
この夜は殆ど眠れませんでした。


★６月１０日（土）★

この日は１０時からネマニャ君のマスタークラスが行われることになっていました。
会場はデワン・フィルハーモニック。
事前に予約していたチケットはリハと同じく１０リンギット（約２５０円）。

受講者さんは３名。中高年くらいのご年齢の男性と、高校生くらいの女の子、そして１２歳の男の子。
お一人ずつご自分が選択されたであろう課題曲を演奏され、その後ネマニャ君の指導を受けていらっしゃいました。

とてもリラックスされたご様子で、にこやかに対応していたネマニャ君。
世界的なソリストから直接指導を受けるということで、受講された皆様はきっと緊張されていらしたと思うのですが、ネマニャ君の優しい口調と笑顔に次第に緊張が溶けたご様子。

それぞれの個性を活かしながら褒めて伸ばす、決して押しつけがましくなく「こんな風に弾いたらもっと良くなると思うよ。」と的確にアドバイスする、そんな感じの指導でした。
きっとミハイロヴィッチ先生やフォンタナローザ先生もこんな風にネマニャ君を指導されたのだろうなと、垣間見えるようでした。
とても素敵なネマニャ先生でした♪

アジアツアーの合間のお忙しいスケジュールの中でも、ベオグラードに行き後進の方々を指導されるお仕事をされていらしたとのこと。
素晴らしい演奏家であると同時に、素晴らしい指導者でもあるのだろうな。
様々なお仕事で世界中から引っ張りだこなのも納得です。
その分いつも本当にお忙しそうで、お体が心配でもありますが・・・。

特に印象的だったのが１２歳の男の子。パガニーニやメンコンを弾きこなす姿にはネマニャ君も感嘆したようで「幾つなの？１２歳！？ワォ！」と声を上げていらっしゃいました。
きっとネマニャ君に出逢って彼のヴァイオリニスト人生はガラッと変わるのだろうなと、とても微笑ましかったです。

リハもそうですが、こうして音楽を作り出す裏側のご様子を拝見できるのはとてもワクワクして、また勉強になります。
こんな素敵な機会を設けてくださったオーケストラの事務局様に感謝です。

お昼過ぎに終了したマスタークラス。

ランチは先日もお邪魔したホテル内の中華「ライ ポー ヒーン」で点心をいただくことに。
上品な味付けで「クアラルンプールＮｏ．１点心」の名に違わず、本当に美味しかったです。

そしてデザートに例のマンゴーをお願いしようとスタッフの方にメニューをいただいたら「マンゴーでしたらもうご用意してありますよ。」と笑顔。
先日の再来店の約束を覚えていてくださって、今回もまたサービスでご用意してくださっていました。
この温かいサービス、完璧なホスピタリティには感動しました。
さすがはマンダリン・オリエンタル！

とっても嬉しくて更に美味しく感じました。
これ本当に好き。また食べに行きたい。

追加でエッグタルトもオーダー。

とても美味しくて幸せなランチでした。

帰り際にスタッフの方に「ありがとうございました。とっても美味しかったです！明日日本に帰りますが、またクアラルンプールに来ることがあれば必ず来ますね！」とご挨拶したら「また是非いらしてください！気をつけてお帰り下さいね。」と笑顔で仰ってくださいました。

本当に最高のサービス、これがホスピタリティというものだなと実感。
見習うべきところが沢山ありました。良い勉強になりました！

食後はスリアの中に入っていた伊勢丹でお買い物。
日本ではなかなか入手できなかったり、高価だったりするフルーツやハーブが豊富に揃っていました。

あれこれお買い上げ。これだけ買ってもなんと１０００円！安い！

ゆっくり買い物していたら既に夕方になっていたので、演奏会前に早目の夕ご飯。
スリアの中にあったフードコートにてハンバーグカレー。

食事後お部屋に戻り身支度をし演奏会へ。

２日続てて本当に素晴らしいチャイコンを聴くことができて、とても幸せでした。
こんなにも幸せにしてもらって本当にありがとう、ネマニャ君！
心から感謝です。

演奏会後ホテルに戻った後も、この日も結局演奏の余韻に浸りほとんど眠れず。
でもアドレナリンが出ているのか、眠らなくても体力が持つから不思議でした。

★６月１１日（日）★

日本への帰国日。
朝起きて荷造りを終えた後、ルームサービスで朝食。
スタッフの方が「外を眺めながらどうぞ。」とわざわざお部屋の窓際にテーブルセットしてくださいました。

パンケーキにフレッシュオレンジジュース、ベリーのサラダ。

窓の外の景色を眺めながらゆっくり朝食。

こんな風に１日を始められると良いことがありそうですね。

ホテルをチェックアウトしてタクシーでクアラルンプール駅へ。

ここからKLIAに乗車し空港へ。

空港で偶然ネマニャ君と出会えたので、しばし雑談。
日本でのTV収録の話や、演奏会のスケジュールのこと、共通の知人の話、クストリッツァ監督の新作映画の話などなど。
色々お話できて楽しいひと時でした。
お時間取っていただいてありがとうございました♪

日本へのフライトは１４時１５分発、NH８８６。羽田行き。

機内食食べて。

こんな風景を眺めている間に。

２２時過ぎに羽田空港へ到着。
この日は仕事はお休みだったので、自宅に直行。

素敵な演奏を聴いて、のんびり時間を過ごして、すっかりリフレッシュできた楽しいKLの旅でした。