4月27日にドイツのフィーアゼンで行われた演奏会を聴いてきました。
詳細はこちら。
27 April 2016 20:00 Festhalle Vierzen
Nemanja Radulović, Geige
Staatskapelle Weimar
Leitung: Stefan Solyom
Max Bruch: Konzert für Violine und Orchester Nr. 1 g-Moll op. 26
Aram Khatchaturian: „Nocturne" aus Masquerade
Peter Iljitsch Tschaikowsky: Sinfonie Nr. 4 f-Moll op.36
こちらの演奏会。プログラムがフィーアゼンの町役場から発表されたのが昨年の5月。
すぐに連絡しチケットの予約をお願いしたところ、「2席予約しましたがチケットの発売は8月なので、支払いについては後日ご連絡しますね。」とご担当のMさんからメールをいただきました。
そして夏になり、再度いただいたメールにはコンファメーションレターが添付され、さらに「フリーチケットを用意しました。会えるのを楽しみにしているわね。」とのお言葉が。
お言葉に甘えさせていただくことにし、せめてものお礼に日本からお土産を持参することに。
こちらが会場のフェストハレ。素敵な建物でした。
早速Mさんにご挨拶。笑顔の素敵なご婦人でした。
お土産をお渡ししたらとても喜んでいただけたので良かった♪
チケットをいただき、フェストハレの素敵な本もいただき、更には当日のプログラムも主人の分までいただきました。
何から何まで本当にありがとうございましたm(__)m
会場内には「休憩中にサイン会があります」との表示→それだけはドイツ語でも読めるらしい(笑)
ネマニャ君、だいぶ回復したのかな。良かった。
そしてCDが絶賛発売中でした。
ホールの入口前に貼られた表示。
私と主人の座席は最前列の真ん中でした。
Mさんに改めて感謝です。
この日はステージに例の椅子がなかったので、一安心。
そして開演時間の20時。
オケの皆さま、指揮者のステファンさんに続いて、いつものように颯爽と登場したネマニャ君。
前日のお姿が嘘のように、軽やかな足取りで登場してきたお姿にまた泣きそうになる私・・・・。
本当に良かった!
じっくり観察すると、まだ少し背中を気にされているような素振りも見受けられましたが、本当に素晴らしい演奏でした。
聴けば聴くほど進化するネマニャ君。
2014年に来日され大阪で弾いたブルッフを聴かれた方も多いかと思いますが、その時よりも確実に進化していると思います。
どこか冷めた情熱を解き放つかのような音で始まり、次第に熱を帯びてくるけれど、でも感情を爆発させるような演奏ではなく、きちんと冷静にコントロールされたような音。
それでいて情感たっぷりで、甘くてロマンティックで、優雅でこの上なく美しくて、夢の中にいるみたいにとてつもない幸福感を味わえる音。
春の息吹みたいな、生命の躍動感みたいなものを感じる第三楽章。
終始幸せそうな笑顔を見せながら弾いていたネマニャ君。
あー、いつものネマニャ君だ、良かった、本当に良かったと、とても嬉しかったです。
前日のあれは夢だったのかな?と思うくらい、完全復活。
本当に奇跡みたいな人。
気がつけばオケの皆様もにこやかな表情に。
一緒に演奏している方々までをも幸せにしてしまうのだろうな。
ハチャトゥリアンのノクターンも楚々とした夢みたいな美しさ。心に染みる演奏でした。
長年クラシック音楽を聴いていらっしゃるのだろうなと感じさせるような、洗練された上品な印象を受けるご高齢の方々が多かった客席。
そんな皆様もこの素晴らしい演奏には大興奮されたようで拍手喝さい。
なかなか拍手が鳴りやまず、皆様足をドンドン踏み鳴らして、何度もカーテンコールを要求されていました。
これには本当に嬉しそうな表情を見せていたネマニャ君。
前日は弾かなかったアンコールもご披露。
曲はパガニーニの「Caprice 24/5」。
いつも通りの圧巻の演奏に、更に聴衆の方々のボルテージが上がりスタンディング・オベーション。
素晴らしい演奏でした!本当に素敵でした。
ちなみにこの日の演奏会はネマニャ君にとって大切な方に捧げられたものでした。
近しい方への感謝の気持ちを忘れないネマニャ君らしいエピソードです。
そんな熱気溢れる演奏会。
当然聴衆の皆様がサイン会に殺到。
私は遠巻きに眺めていたのですが、主人はカメラ片手にネマニャ君をパシャパシャ撮影。
という訳で、主人から1枚もらったお写真がこちら。
こんな感じで大人気でした。
そしてサイン会を終えたネマニャ君。
「今日は泣いてないねー。」と笑いながらご登場。
前日は本当にご迷惑をおかけしました(汗)
気になる体調はまだ完全ではないけれどほぼ回復されたとのことで一安心。
このあとバックステージに呼んでいただき、あれこれお喋りさせていただき、その後お車でデュッセルドルフのホテルまで送っていただいた私と主人。
さすがの図々しい私も何度もご遠慮申し上げたのですが、結局お言葉に甘えることに・・・・。
普段は本当にお忙しくされていらっしゃるので、お会いしてもなかなかゆっくりお話させていただくことは難しいのですが、この日は道中色々なお話を聞けたので本当に楽しかったです。
ネマニャ君にも周囲の方々にもいつもお気遣いいただき、本当に良くしていただいて、主人も私も感謝の想いでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿