"" Special Concert for the 9th Joseph Joachim International Violin Competition Hannover ♪|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: Special Concert for the 9th Joseph Joachim International Violin Competition Hannover ♪

2015/10/15

Special Concert for the 9th Joseph Joachim International Violin Competition Hannover ♪


103日、ドイツのハノーファーにて行われた演奏会。

ハノーファー国立歌劇場の今シーズン最初のシンフォニー・コンサートであり、3年に一度開催されるハノーファー・ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール(Joseph Joachim International Violin Competition Hannover)のスペシャル・コンサートでもありました。

詳細はこちら。

The 9th Joseph Joachim International Violin Competition Hannover
Special Concert

October 3, 2015 | 7:30 p.m.
Hanover State Opera

Nemanja Radulović, Violin
Karen Kamensek, Conductor
Niedersächsisches Staatsorchester

Samuel Barber Second Essay for Orchestra, op. 17
Samuel Barber Violin Concerto, op. 14
Antonín Dvorák Symphony No. 7 D minor, op. 70




2003年に行われた第5回の当コンクールの優勝者であるネマニャ君。
あれから12年。世界的なソリストに成長して堂々の凱旋公演です。

ネマニャ君にとってハノーファーは特別な場所なので、この演奏会が発表された時に聴きに行こうと決意。
チケットは国立歌劇場のサイトで簡単に購入できて、数日で日本に届きました。


当日は前回のブログ通り、飛行機の遅延で時間ギリギリになんとかハノーファーに到着。
疲れ切っていたので、ボロボロの状態で国立歌劇場へ。

コンクールのスペシャル・コンサートだけあって、会場は89割程度と上々の入りでした。

ネマニャ君はこの夏新調したらしいお衣装で登場。7月のラコステのフェスティバルで着ていらしたバックが妖精みたいにヒラヒラしている黒とブルーのやつです→ホントに妖精みたいに見えた。。。。。

久々のネマニャ君。
演奏会でのお写真を見るたびに「また痩せたなー。お身体大丈夫なのかなぁ。」と思ってきたのですが、実際に間近で拝見すると、本当にお痩せになられていてビックリ!
顔も小さいし、手も足もホッソリしていました。演奏中の後ろ姿もビックリするほど細くて、膝や肘も骨ばっていて、全体的に一回り小さくなった気が。。。。。

個人的にはもう少しふくよかでも良いかなーという気もしますが、後でお話した際に理由がわかったので、一安心しました。(決してお身体がお悪い訳ではありません。)

バーバーのヴァイオリン・コンチェルト。エストニアで聴いて以来ちょっと好きになった曲。
この日のネマニャ君の演奏も本当に凄いの一言。

優雅で繊細で、破天荒で大胆で。いつも通り体を大きく揺らしながら、気迫の籠った本当に素晴らしく、そして凄すぎて「この人、いったい何なの!?」という全く意味不明な演奏でした。

凄すぎると、人って自然に溜息が出たり、声が出たりしますよね。
周囲の方々から演奏中に「はぁー。」とか「ワォッ」とか、溜息や声が聞こえてきました。
私は終始ぽかーんと口を開けたまま聴いていました。
良い意味で開いた口がふさがらない。本当に凄い人。

怒涛の第三楽章。嵐の様に吹き荒れあっという間にフィニッシュ。
割れんばかりの拍手と「ブラヴォー!!!」という歓声が飛び交っていました。

とっても嬉しそうにされていたネマニャ君。

「ハノーファーに戻って来れて本当に嬉しいです。12年前も皆さんの為にここで演奏しました。きっとここにいる全員ではないでしょうが(笑) でもまた皆さんの為に演奏できて嬉しいです。オーケストラに感謝します。そして今夜僕を本当に自由にさせてくれたカレンに感謝します。」と仰っていました。

そして「皆さんのために、パガニーニを。カプリースのアレンジです。」とアンコールにCaprice 24/5 をご披露。
このアレンジ本当にカッコイイ!大好き。今回はブレイクをちょっと短くしつつもフル・ヴァージョンで演奏。久々に聴けて幸せでした♪

このパガニーニも怒涛の演奏で、聴衆の方々も茫然としたあと大喝采。
そしてコンマスさんが本当に素敵な笑顔で「凄いな!」と言わんばかりに、ネマニャ君に目配せしながら拍手を送っていました。

オケの皆様にも大拍手で送られ、片手を上げ「バイバーイ」と合図しながらステージを去るネマニャ君。
本当に最後まで堂々とされていて、凄い演奏家になったものだなーと感無量になりました。

ネマニャ君、指揮のカレンさん、そしてオケの皆様。
本当に素晴らしい演奏をありがとうございました!!!

演奏終了後のホワイエは大混雑。
さすがに疲れていて交響曲を聴く余力は残っていないので、関係者の方にご挨拶してホテルへ戻ることに。

途中ハノーファー駅に立ち寄り、構内のインビスでソーセージとジュースを購入。
ホテルでひとりお疲れ会。


とりあえず演奏会、間に合って良かった。。。。。。。


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