大阪国際フェスティバルを聴いてきました。
公演の詳細はこちら。
2014年
4月
26日(土) 開演
15:00 フェスティバルホール
大植英次:指揮
ネマニャ・ラドゥロヴィチ:ヴァイオリン
大阪フィルハーモニー交響楽団
マックス・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第
1番
リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲
マエストロ大植との夢の共演。
こちらがフェスティバルホール。
ブルッフに対しては思い入れがあったので、本当にこの日が来るのが待ち遠しかったです。
ネマニャ君が子供の頃に演奏会でブルッフを弾いている映像を収めた
TVプログラム。
過去に何度も観て、いつか演奏会で聴いてみたいと願っていたのですが、演奏会が延期されたり、直前にプログラムが変更されたり。
今回ようやく聴く事ができて、しかも大植さんが指揮。感無量です。
頬から顎まで髭を蓄え、ハーフアップの様な髪型で、久々に黒のジャケットでステージに登場したネマニャ君。
いつも通り、自由に歌うように、本当に楽しそうに幸せそうに奏でるその音色、とても美しかったです。
マエストロと近い距離で見つめ合いながら、互いを認め合うような演奏。
いつもはオケを煽るように身体を揺らしたり、リードする事が多いように感じるのですが、今回は本当にマエストロに密接に向き合い弾いていた印象でした。
対するマエストロもとても楽しそうで、時折見える横顔は嬉しそうに微笑んでいるようでした。
指揮者とソリストが徹底的に向き合って作り上げた音楽に、オケも自然とついてきたような演奏。
お二人の相性がとっても良いように私には思えました。
第
3楽章の序盤、一瞬歯を見せて笑ったネマニャ君。
本当に演奏する事が楽しくて嬉しくて仕方ないように見えました。
正直このコンビの演奏はもう少し突っ走った感じになるのかと思っていたのですが、終始端正で本当に美しく素晴らしい演奏でした。
アンコールに「パガニーニのミックスを」と話したネマニャ君に、間髪入れず「
24曲弾くそうですよ!」と冗談を仰ったマエストロ。
そしてこのパガニーニ。
セドラーさんのアレンジを更にアレンジしたように感じたのですが、ネマニャ君にかかるといとも容易く、あまりに簡単そうに弾いてしまうので驚愕します。
この人は本当に何なんだろうな・・・・。
あまりに凄すぎるから、この世の者と思えなくなる時がある・・・・。
そんなアンコールを指揮台に座って(これがちょっとツボでした)聴かれていらしたマエストロ。
そこに置かれていたネマニャ君の私物をこっそり裏に持っていったり茶目っ気たっぷり。
対するネマニャ君も花束から
1本抜かれ渡された花を髪の毛に挿そうとしたり。
最後までお二人とも和やかなムードで終わった前半でした。
ネマニャ君ご自身はこの演奏会を「大阪でマエストロと演奏してとても興奮し、コンサート中とても幸せだった。」と仰っていました♪
後半のアルプス協奏曲。
事前に大フィルさんのブログでリハの様子や曲についてかなり細かく書かれていたので、聴きながら「ここが小川、草原・・・・嵐が来たっ」と感じながら聴いていました。
何かに吸い込まれるように消えていくようなエンディングがとても美しくて、小一時間近い大曲とは思えないほどあっという間に終わってしまいました。
初めて聴いた大フィル。とっても良いオケですね。
終演後マエストロのサイン会はあったそうですが、ネマニャ君のサイン会はありませんでした。
スタッフの方に「楽屋口にいらっしゃいますよ。」と教えて頂いたので行ってみたら、ちょうど出ていらっしゃいました。
壁沿いに既にサイン待ちの方々の列ができていたので、並ぶ事に。
念の為に「
Paganini Fantasy」持ってきておいて良かった♪
サインを頂く間少しだけお話できましたが、とってもお元気そうなご様子でちょっと安心。
とはいえ「やることが多くて、すっごく忙しいんだ。」との事。
お身体だけは本当に大切になさってくださいませ・・・・。
夢のようにあっという間に終わってしまった演奏会。
ネマニャ君、本当に日本に来ていたのかな・・・・・?というくらい、あっという間に終わってしまいました。
未だに夢の中にいるようですが、ぼーっとしている猶予はありません。
秋の東京公演も発表されたので、新潟同様チケット確保に全力を注がなければなりません!
2015年度のご予定もどんどん発表され、次から次に魅惑的な演奏会のお知らせが舞い込んできます。
明日から頭を切り替えて、また新たな演奏を聴きに行けるように頑張らないと。
とりあえず
GW返上で働こう・・・・・(;´∀`)