"" 旅日記・欧州編・Part4 ♪|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: 旅日記・欧州編・Part4 ♪

2016/12/25

旅日記・欧州編・Part4 ♪


118日(火)★

この日は仕事関係で外出。蒸留所の見学に行きました。

930分にスタッフの方が宿泊ホテルに車でお迎えに来てくださいました。
蒸留所に勤務すること40年という素敵な紳士のPさん。

蒸留所があるのはロッテルダム近郊のスキーダムという町。
蒸留所に行く前に、歴史をお伺いしながら町を案内していただきました。
オランダらしく青空に風車が映えて素敵でした。



町を流れる運河。
ダムと呼ばれる堰止めがあります。
スキーという川をダムが堰き止めているのでスキーダムという名前になったとのこと。



こちらが目的のノレッツ蒸留所。


この風車も蒸留所の所有。



建物裏手に流れる運河の向こう側の土地も購入し、大きな保管庫を建設。
手前の建物が本社、蒸留所、セミナールーム、シアター、エデュケーションセンター。
運河の下に完全自動制御された地下搬入レーンがあり、何百万本という製品が運河下を通り、向かい側の保管庫に流れて行きます。
そこから直接船積みし、欧州各国、アジア、アメリカへ輸出しているという一大企業。


中へ入ると可愛らしい応接ルームが。


紅茶とクッキーをご馳走になりました。


ここでブランドアンバサダーのDさんがご登場。
以前製品に関するご質問をメールで送った際にお答えいただいていたのでご挨拶したら「ああ、君か。よく来てくれたね。」と歓迎していただきました。

「うちのスタッフにもセルビア人がいるんですよ。ご紹介しますね。」と言われ、生産ラインのスタッフの方に会わせていただきました。
下手くそなセルビア語でご挨拶し、「私セルビア料理も少しだけ作れるんですよ~。」と調子にのってセルビア料理の名前を次々言ってみたら「君凄いな!お腹が空いてきたよ!」と大爆笑されました。

ちなみにスキーダムは小さな町ですが日本料理のレストランもあるそうで、店の名前は「ハマチ」だそうです(笑)
蒸留所のスタッフの方曰く「美味しいんだよ。」とのこと。

お茶をいただいた後はPさんにご案内いただき蒸留所内を見学。

そしてこの蒸留所が・・・・・・凄過ぎた!
広大な敷地に、最新の設備、そして製造本数が意味不明なくらいの巨大な数で何度も「えっ?そんなに作っているんですか?噓ですよね?えっ?私英語間違えて聞いてます?そんな数嘘ですよね?」と何度も確認したほど、めちゃくちゃ造っていらっしゃいます→それだけ世界中で売れまくっているということ。

想像を絶する規模の最新鋭の設備に四六時中「えーっ、嘘!」「きゃー、なにこれ!」「ありえない!凄い!」を連発する私にPさんも「ね、凄いでしょ。皆驚くんだよ。」とのこと。

見学中、施設の写真撮影は不可ですが、ポイントになる場所だけ記念撮影をしてくださいます。
「はい、じゃあここで1枚撮るよ。あ、もう1枚いこうか。はい、こっち向いてー。」という感じでパシャパシャ撮ってくださるPさん。

撮っていただいたのがこちら。




この写真だけでは伝わらないかと思いますが、この蒸留所、貴族の館状態。
施設内に豪華な応接ルームやバーが何カ所もあり、博物館もあり、シアターもあります。

バーにはアンティークのグラスやシェイカーが山のように飾られ、それぞれ意匠が異なる応接ルームは素敵な装飾であしらわれ、豪華な家具で埋め尽くされているという夢のような空間。
シアターではオリジナルのムービーを見ることができます。

300年以上続くファミリービジネスのため、初代から現社長の肖像画や写真が並ぶ部屋もあり、愛用していた家具、貴重な資料などが飾られていました。
先々代はヴァイオリンを弾かれていたとのことで、愛用されていたというヴァイオリンが飾ってありましたが、これが見るからにお高そうなすっごいやつでした・・・・・。

一通り見学した後に「昼食にサンドウィッチをご用意したので良かったら。」と仰っていただきご馳走になりました。
バケットに生ハムやサーモン、チーズ、ローストビーフなどが美しく飾られているという「サンドウィッチ」という名を遥かに超えた素敵なお料理。
美味しかった・・・・・。

昼食後、午後からは別件があるというPさんとはここでお別れ。
「またおいで。次は一緒に「ハマチ」でご飯を食べよう!」と言っていただきました。
本当に素敵な方だった♪大変お世話になりありがとうございました。

午後からは美人スタッフのDさんに連れられ残りの施設を見学。
ここで現社長のご子息であるBさんがご登場。
このBさんもブランドのご担当者として世界中を飛び回っていらして、日本にも何度かご来日されていらっしゃる有名人。

「うわー、お会いしたかったんですよ~。」とミーハー全開でご挨拶し、一緒にお写真も撮っていただきました。わーい、嬉しい♪


帰りにはお土産までいただき、「タクシーを用意したので好きな場所まで乗っていってください。支払いはこちらで済んでいるので必要ないですから。」とのこと。
ありがたくお言葉に甘えることにしスタッフの方に連れられ正面玄関に行くと、そこで待っていたのはリムジン並みの黒いハイヤーに黒いスーツを着こなしたSPさんみたいな運転手様。

恐縮しきりで車に乗り込み、結局ロッテルダム中央駅まで送っていただくことに。
何から何までお世話なりっ放しで申し訳ございません・・・・・。
この御恩はいつか必ずお返しできるよう仕事頑張りますm(__)m

この後は仕事関係の買い物でベルギーに行く事に。
オランダ→ベルギーと国境を簡単に越えて買い物に行けるなんて、欧州ならでは。

1425分発のICでドルドレヒトへ。


車内は貸切状態。


ドルドレヒトで乗り換えてローゼンタールへ。
そしてローゼンタールで再度乗り換え。

1523分発、アントワープ行き。


レトロな感じが可愛い車内。



1610分にアントワープ中央駅に到着。
古さと新しさが融合した感じのスタイリッシュでかっこいい駅でした。






ここから目的地までトラムで移動だったのですが、肝心のトラムが遅延で全く来ず。
駅前が渋滞で混雑しており、タクシーも全く拾えない状態。
やむなく1時間近く待ちようやくトラムに乗車。

中央駅からトラムの終点駅まで30分。そこから徒歩で10分程の場所が目的のお店。
トラム駅に到着したのは18時前。周囲は幹線道路と住宅街なので既に真っ暗。
                  

目的のお店は18時閉店なので住宅街を走り、時間ギリギリに到着しましたが既に玄関が閉まっていました。

過去何度か通販で購入したことがあるのですが、実店舗にお邪魔したのは初めて。
個人の住宅が立ち並ぶエリアの一角で、住宅を改装して店舗兼倉庫として営業していました。
ダメもとでインターホンしてみることに。

すらっとした綺麗な女性が出ていらしたので、「もう閉店ですよね?遅くにすみません。」と言ってみたら「大丈夫よ。良かったらどうぞ。」と中へ入れてくださいました。

通常ベルギー以外へは配送しないのですが、私の場合は特別ルートをお願いし配送してもらっています。少し前にもお世話になったのでお礼を言ったら「あー、この間の!あれ私が担当したのよ。日本からわざわざ来てくれたの?せっかくだからゆっくり見ていって!」と営業時間を延長してくださいました。

このお店が本当に凄かった。お宝の山!







倉庫も見せていただいたら凄いのが沢山隠れていたので、数本お買い上げさせていただくことに。
「これ良かったら持って帰って。」とサンプルのお土産も沢山いただきました。

この日私の相手をしてくれたKさんとお兄様のお二人で経営しているとのこと。
仕事関係のことをあれこれ話して意気投合。
「日本にいつか行ってみたいの。」と言われたので「遊びに来て!私案内するからいつでも連絡して。」と名刺も交換。

帰国後も仕事関係のことで連絡を取り合ったりしているのですが、情報通の彼女に色々教えてもらって勉強になっています。良いご縁に恵まれました♪

元々は演奏会を聴くことが旅の目的なのですが、新しい友達ができたり、こうして仕事関係のご縁も生まれたりするので、ネマニャ君にはいつも本当に感謝です。

購入したボトルですっかり重くなったカバンを抱えてアントワープ駅へ戻りました。



1945分発のICでロッテルダムに戻ります。



ベルギーといえばフリッツ。駅構内のお店で購入しました。
車内で夕食代わりに。


ソースが何種類もあって選べました。チリ系のソースを選択。
ピリ辛で美味しかったです。


車内販売のお姉様からコーヒーを購入。ほっと一息。


21時少し前にロッテルダム中央駅に到着。
メトロで宿泊ホテルへ戻りました。

この日も移動が多かった。でも本当に勉強になった実り多い1日でした。


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