12月6日にドイツ・ケルンで行われた演奏会の感想です。
演奏会の詳細はこちら。
6 Dec 2017 20:00 Kölner Philharmonie
Russische Staatskapelle Moskau
Nemanja Radulović Violine
Valerij Poljanski Dirigent
PROGRAMM
TSCHAIKOWSKY Violinkonzert D-Dur
TSCHAIKOWSKY Sinfonie Nr. 6 h-Moll "Pathétique"
簡単な感想を数枚のお写真と共に。
会場はケルンのフィルハーモニーでした。
この日のチケットはソールドアウト。
開演前のホワイエは聴衆の方々で大賑わい。
会場内はこんな感じでした。
段差があるので後方の座席からも見やすい造り。この日の私の座席は前から3列目。
下手側だったのでネマニャ君の演奏するお姿がよく見えました。
聴けば聴くほど進化している演奏。
6月にクアラルンプールで聴いたチャイコンより練れて熟した感じでした。
表現の幅が更に広がり、とても繊細でロマンティック。
以前感じた瑞々しさはそのままですが、気持ちの乗せ方が少し変化しているように感じられました。
チャイコフスキーの精神をそのまま伝えながら、ご自身の生き方、気持ちの変化、音楽家としての成長が、そのまま音に現れているようでした。
目に見えないご苦労や辛さや大変な事もすべて音に昇華するのだろうな。
クラシック音楽って本当に不思議な世界ですね。
演奏家って大変な職業で凄まじい生き方をされているのでしょうが、その分様々なものを音に昇華した時の美しさ、一瞬の煌めきは何にも代え難いのだろうなと思います。
しかもその音楽でこんなにも大勢の方々を幸せにするのだから!
大きなフィルハーモニー、満席の会場から「ブラヴォーッ!!!」と声が飛び、大喝采大拍手でした。
大きな拍手に包まれながら、カーテンコールに応えるネマニャ君。
中央に立つように呼び込まれながらも、ご自身はステージ脇に立ち、にこやかなお顔でオケの皆様や指揮者のヴァレリーさんに賞賛の拍手を送っていました。
鳴り止まない拍手に応え、アンコールにご披露されたのはパガニーニのCaprice24/5。
圧倒的な演奏に会場中が静まり返りました。
何度聴いても本当に凄い演奏!運指をじっくり見ても早過ぎて全く理解できない・・・。
様々な音を奏でるネマニャ君のヴァイオリン、本当に無敵の存在です。
本編のチャイコン以上とも思えるくらいブラヴォーッの嵐、そして大喝采、大拍手で会場中が大盛り上がりでした。
クラシックの本場ドイツで、こんなに大きな会場で、こんなにも熱狂的に迎えられるネマニャ君のお姿を見て、私もとても嬉しくて感動の一夜でした。
この日は終演後にサイン会が行われ、大興奮の聴衆の方々で長蛇の列だったそうです。
(私は早く帰ったため参加せず。)
翌日の出発が早朝だったので、この日は途中で帰ることに。
休憩中にネマニャ君とお会いできたので、最後のご挨拶。
ネマニャ君のマネジメントオフィスの方にもお会いしたのですが「この前アムスで会ったの8月だったよね?また会えるなんて!まだクリスマスも来ていないに信じられないよ!」と大爆笑されてしまいました・・・・(^▽^;)
この方とても偉いお方のはずなのですが、明るくってフレンドリーで素敵な方。
演奏家というよりネマニャ君個人をすっごく好き!な感じが伝わってきて、お二人はとっても仲良し。
他のスタッフの方々も皆様ネマニャ君大好き!な感じで、チーム・ネマニャ挙げて一生懸命サポートしよう!という感じがひしひし伝わってきます。
私みたいな一ファンにも本当に優しく温かく接してくださるスタッフの皆様。
こんなに素敵なスタッフの方々に囲まれて演奏活動を送れるって、演奏家としてとても幸せなことだろうな。
これもネマニャ君ご自身のお人柄あってのことなのだろうなと思います。
とても温かい気持ちになった夜でした。
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