"" RUSSISCHE STAATSKAPELLE MOSKAU Rosengarten-Mannheim ♪|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: RUSSISCHE STAATSKAPELLE MOSKAU Rosengarten-Mannheim ♪

2017/12/26

RUSSISCHE STAATSKAPELLE MOSKAU Rosengarten-Mannheim ♪


12月4日にドイツ・マンハイムで行われた演奏会の感想です。

詳細はこちら。


4 Dec 2017  20.00 Rosengarten-Mannheim

Russische Staatskapelle Moskau
Nemanja Radulović Violine
Valerij Poljanski Dirigent

PROGRAMM
TSCHAIKOWSKY Krönungsmarsch
TSCHAIKOWSKY Violinkonzert D-Dur
TSCHAIKOWSKY Sinfonie Nr. 6 h-Moll "Pathétique"

こちらの演奏会、ロシア国立シンフォニー・カペラ(STATE SYMPHONY CAPELLA of RUSSIA)のドイツツアーでした。
ネマニャ君はソリストとしてご出演。

3日のレーゲンスブルクから始まり、マンハイム、エッセン、ケルン、ヴィースヴァーデン、そしてシュトゥットガルトと異なる街での6日連続公演。

発表されたスケジュールを見た時に「6日連続公演でチャイコン。しかも毎日違う街・・・・。過酷なツアーだなぁ。」と驚きました。

当初は6公演聴く予定でしたが、私の体調も優れず、諸々の事情で渡欧自体を断念することに。

ところが11月末の私の誕生日に「ネマニャに会ったらきっと元気が出るよ。行っておいでよ。」と誕生日プレゼントとして主人が航空券を購入してくれることに。

仕事になるべく支障が出ないよう、ドイツ3泊、マンハイム、エッセン、ケルン公演だけ聴きに行くことにしました。

そんなマンハイム公演。

会場はマンハイムのシンボルである給水塔のすぐ横にある複合ホール「ローゼンガルテン」。


会場内ではネマニャ君のCDが絶賛発売中。


休憩中のサイン会の告知もありました。


会場内はこんな感じでした。


今回のドイツ公演は主催サイドの告知直後からチケットが飛ぶように売れていました。
この日も9割ほどは入っていたと思います。
空席は数えるほどしかありませんでした。

ロシアのオケらしい流麗な音が印象的だったオーケストラ。

対するネマニャ君。
弾き始めは少し本調子ではないように感じましたが、徐々に上げてきたようでした。

ネマニャ君のチャイコン、本当に大好きです。
ロマンティックでダイナミックで、快活で瑞々しくて、キラキラした美しい音。
毎日毎日繰り返し新譜を聴いているのに、全く異なる音楽の様に聞こえました。
とても新しくて新鮮で、でもどこまでもチャイコフスキー。
一音一音がとても綺麗で、心に沁み込みました。
細胞にも染み込んでいくみたいでした。
体調が優れず、気持ちも落ち込んでいた日々でしたが、急に元気になりました。
ネマニャ君は本当に凄い!私の元気の源です。

カデンツァも本当に美しかったです。
会場が静寂と若干の緊張に包まれる、あの瞬間が大好きです。
第一楽章の終わりで起こった大拍手がなかなか鳴り止まなかったくらい。

美しい運指、弓を操る手首、全身で音楽を表現するように旋律を歌う背中、リズムを刻む足元、一つ一つの仕草が自然で本当に美しくって惚れ惚れしてしまいます。

演奏中にオケの奏でる旋律をなぞるように、空気に触れるみたいにひらっと空に舞わせた掌が最高に綺麗でした。

夢見心地で聴いていたので、すべてが一瞬の出来事みたいにあっという間に終わってしまいました。
一音一音の美しさとか、瞬間瞬間の美しかったお姿とか、あれこれ思い出しては、今でも夢を見ていたみたいに思えます。

ネマニャ君の演奏会に行くといつも勇気と元気を沢山もらって、沢山幸せにしてもらえるけれど、でもどこか現実味がなくて夢だった???というような気持ちにもなります。
だからこそ、「また聴きたい!また行きたい!」っていつも渇望してしまうのかも。

そんなマンハイムでの演奏会。
鳴り止まない拍手の中ステージに現れたネマニャ君。

「アンコールにバッハをと思っていたけれど、少しエキサイトし過ぎたのでパガニーニを・・・・。」と言ってからCaprice24/5をご披露。
最高でした!パガニーニ大好き!でもバッハも聴きたかったな・・・。


休憩中のサイン会はファンの方々で長蛇の列でした。

遠巻きにボーっと眺めていたら目の前にいらした女性が私の顔を見て「オーッマイゴーッド!!!」と叫び急に笑い出しました。

えっ?えっ?何???と思っていたら、その女性がお連れらしい男性を「こっち!こっちに来て!」と手招き。
近寄って来た男性も私の顔を見て「ワオーッ!!!」と叫びこちらも笑い出した・・・・。

えっ?一体???そんなにアジア人が珍しいのか????

と思っていたら「あなた○○ね!」と名前を呼ばれビックリ!

「えっ?どうして知っているの?」と聞いてみたら「だってあなたネマニャの演奏会で世界中に行っているじゃない。私も夏にブレーメンの演奏会にいたのよ。」とのこと。

えっ、そうなの???

よくよく話を聞いたら、9月のパーペンブルクの演奏会で私を見かけていたらしい。
その後、某SNSでリクエストを送ってくださったとのこと→そういえば全く知らない外国人さんからリクエストが来ている・・・怖い・・・って削除してしまった記憶が・・・。
大変申し訳ございません・・・(汗)

改めて自己紹介しお友達に。
ベルギー在住のMさん、ネマニャ君の熱狂的ファンなので、ドイツやフランスの演奏会にもよく行くらしい。ご一緒にいらした男性はご主人様。

「きっとまたネマニャの演奏会で会うと思うからよろしくね。」とのこと。
二人とも笑顔がとっても素敵なご夫妻でした♪
こちらこそよろしくお願いします(*´▽`*)

ロングフライトの後で疲れていたので、ネマニャ君にご挨拶だけして帰ることに。
声をかけたら「えーっ!僕来るって聞いていないよ!どこに座っていたの?全然気づかなかったよ!」とビックリされました。
その驚く顔が見たかったんです、ふふふ( *´艸`)

過酷なツアーでお疲れだろうと思ったので簡単に挨拶だけして帰ろうとしたら「エッセンとケルンも来る?明日と明後日はもっとゆっくり話そう!」と言ってくれました。
きっとお疲れのはずなのに、いつも気遣ってくださるとても優しいネマニャ君。
本当にありがとうございます!

素敵な演奏と久しぶりにお会いできたネマニャ君の笑顔にすっかり癒されたマンハイムでの演奏会でした。



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