昨年の11月9日にオランダのフローニンゲンで行われた演奏会の感想です。
9 November 2016 20:15 De Oosterpoort, Grote Zaal
Dirigent Michel Tabachnik
Viool Nemanja Radulović
Noord Nederlands Orkest
Verdi La forza del destino: Ouverture
Beethoven Vioolconcert
Tsjaikovski Symfonie nr. 6
ネマニャ君が以前より「一番好きな協奏曲」と公言されているベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
そのため、私もずっとネマニャ君の演奏で聴いてみたいなあと願い続けていたのですが、演奏会で弾いてくださる機会も少ない上にタイミングが合わなかったりで、なかなかチャンスに恵まれず。
ネマニャ君の演奏会は今年はこれとこれといった感じで同じ協奏曲を集中的に弾かれることが多く、ここ数年はパガニーニだったりチャイコンだったり、バーバーだったり。
なかなかベートーヴェンが巡ってこなかったのですが、2016~2017シーズンのスケジュールが発表された際に出ました。
カンヌもミュンスターもオランダもベートーヴェン!やったー!
どこに聴きに行こうか考えた挙句、パリ公演と日が近いオランダに決定♪
チケットはネットでポチッと購入・・・・・・したのはいいのですが、諸々あって渡欧は諦めムード(涙)
幻のベートーヴェンになりかけたのですが、旅日記に書いた通り、主人が誕生日プレゼントとして航空券を買ってくれたので、なんとか聴きに行くことができました。わーい(*^。^*)
こちら演奏会場。
19時から演奏会前のレクチャーがありました。
参加し聞いてみたのですが、オランダ語には手も足も出ず・・・・・・。
こちらはプログラム。
会場は8割ほどの入りだったように思われます。
比較的ご高齢の方々が多かったです。
いつもながら夢を見ていたかのような演奏会でした。
圧倒的な存在感に凄まじい集中力。力強くかつ繊細な演奏、自由で快活。でもどこか切なくて儚くて。どこまでも高く伸びるキラキラした音、今にも消えてしまいそうな吐息みたいなピアニッシモ。
本当に幸せそうな笑顔を浮かべて、楽しそうに弾いていました。
会場中が静まり返り、世界中を支配するみたいなカデンツァ。
どこまでも自分色に染めてしまうネマニャ君。
神がかっていて鳥肌が立ちました。本当に凄い人です。
ヴァイオリンを持たせたらネマニャ君は無敵!
このまま終わりなんかこなければいいのにな、このまま時が止まればいいのになって。
毎回そんなことを真剣に願ってしまいます。
世界には沢山の演奏家の方がいらっしゃって、知らない世界も沢山あるだろうけど。
私にはこの音だけで十分。一生ネマニャ君の音だけ聴いて生きていきたいなあと思います。
本当に素晴らしい演奏に会場中がスタンディング・オベーションでした。
ご高齢の聴衆の方々が子供みたいに目をキラキラさせて一生懸命拍手されているお姿を見ると、本当に嬉しくなりました。
対するネマニャ君も本当に嬉しそうで幸せそうな表情でした。
オランダで演奏される機会は少ないネマニャ君ですが、この日ホワイエの片隅で行われたサイン会には多くの方々が並んでいらっしゃいました。サインされたり記念撮影されたり大忙しのネマニャ君。
終了後にお時間を取っていただいたので、ゆっくりお話させていただきました♪
いつもあれこれ気遣ってくださる本当に心優しいネマニャ君。
無邪気な子供がそのまま大きくなったみたいな方なので、本当に心が綺麗!
こんな人いるんだなー、天使?妖精?って不思議なくらい、本当に魅力的で素敵な方です。
(基本冗談がお好きな方なので、たまーにふざけすぎていてコラって思う時もありますが・・・・(笑))
そんなオンオフのギャップも素敵なネマニャ君。
この日の演奏会でも本当に幸せなひと時を過ごさせていただきました。
ネマニャ君、いつもありがとうございます♪
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