"" 旅日記・セルビア&ロシア編・Part4 ♪|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: 旅日記・セルビア&ロシア編・Part4 ♪

2016/11/29

旅日記・セルビア&ロシア編・Part4 ♪


95日(月)★

この日はモスクワへの移動日。

友人のおうちでちゃっかり朝食もご馳走になりながら色々お喋り。


お金では買えない幸せとか心の豊かさがある反面、日本のように働けば働いた分だけ稼げるという社会ではないので、セルビアで生活していくのは色々大変という話をしながらも、それでも友人は明るくて前向き。

家族の絆とか、周囲の人への思いやりとか、色々セルビアの方々には学ぶべきことが沢山あって、自分の事と照らし合わせていつも考えさせられます。

本当に大切なお友達。いつもありがとうって思いました。
出逢うきっかけとなったネマニャ君にも感謝。

ゆっくり朝食を楽しみ、たっぷりお喋りした後、前日お世話になったタクシーの運転手さんに迎えに来ていただき、友達も一緒に空港へ。

車内でネマニャ君の話になり、「ネマニャはセルビアで凄く愛されている反面、羨ましいって思われて妬まれるのよ。」って言う友達。
「そーなの?」って聞いたら「だって考えてみてよ。ヴァイオリンは上手だし、若くてかっこいいし、おまけに髪の毛沢山あるのよ~。」って言ってました・・・・。
髪の毛沢山(笑)
友達曰くそこが妬まれポイントらしい・・・(^▽^;)

そしてこの後、空港で思いっきりアエロフロートの洗礼を受け、超過料金を請求された→他の航空会社だと見逃してもらえるくらいの微量な超過。天下のアエロフロートは1キロでも許してくれないらしい・・・・(涙)

空港のカウンターで「This is Aeroflot !!!」と声高に宣言するスタッフさんに「は~?何言ってんのよ!デブなおじさんならともかく、見てみなさいよ、この子ちっちゃい日本人よ!ちょっとくらい荷物重くっても飛行機飛ぶでしょ!」ってセルビア語で捲し立てる友達。
いや、ワタシそんなにちっちゃくないし、おまけにけっこう太ってますし・・・・(;・∀・)

友達があんまり無茶苦茶言うので面白くなっちゃってちょっと笑ってしまいました。
もう、こういうとこが大好きなんだよなぁ。
「もういいよ~。ありがと。支払うから大丈夫だよ。」って事で、100ユーロお支払いし無事に搭乗。

最後の最後までたくさんお世話になりました。そして一緒にいて沢山笑った!
本当に色々ありがとう!

という訳で、モスクワへ。



機内では軽食のサービスが。


フライト時間は2時間45分。
1715分にモスクワ・シェレメティボ空港に到着。

ここからが悲劇。
パスポート・コントロールが大・大・大混雑で抜けるのに1時間半も待たされた・・・・。
到着早々モスクワの洗礼。

ようやく出口を出てアエロエクスプレスの乗り場へ。 


自動販売機で切符を購入。英語表記が選べるので便利。
スタンダードは混み合うと聞いていたのでビジネスクラスを購入。
料金は1000ルーブル(約1600円)。


レシートみたいなチケットが出てきました。


うーん、キリル文字。セルビア語と近いのでかろうじて読める。
セルビア語を勉強していて良かった!と思える瞬間。


そして車内。ホームには人が溢れていたのですがビジネスクラスはほぼ貸切。
やっぱりこっちにして正解。


ビジネスクラスは水や新聞も無料サービス。


スティルとスパークリング、両方ありました。


ベラルーシ駅までは約35分。

ここでメトロに乗り換えたのですが、モスクワのメトロは 1・わかりづらい、2・階段が異常に多い、3・おまけにエスカレーター&エレベーターの故障が多いという三重苦。
ベラルーシ駅からたった2駅の移動なのに、重いスーツケースを抱え四苦八苦。

唯一の救いはとっても優しかったモスクワ市民の方々。
階段で困っていると「持ってあげるよ。」とさりげなく手伝ってくださり本当に助かりました!

21時頃にようやく宿泊ホテルに到着。
あら、綺麗。


ところが綺麗なのは外観だけだったらしい・・・・。

到着時にまたもやモスクワの洗礼。
ホテルのフロントで滞在証明書をお願いしたら「今時そんなの無くても大丈夫よ。よっぽど運が悪くないと捕まらないから~。」と言われる・・・・。

いや、その「よっぽど運が悪い」のがきっと私なんですよ!
真に受けて外出したら絶対職質される!

日本出発時にビザ発行をサポートしてくれた旅行会社の方にも必ず受け取るように言われたし。

しかも滞在証明登録したとしても「なるべく外出しないでくださいね。演奏会以外はホテルにいて下さいね。」って言われたくらいですもん。
ロシア旅行専門会社にそう言われてしまってはレギストラーツィアの半券なしではもう怖くて外なんか行けませんって。
このままじゃ怖くって演奏会も行けない!

という訳で「絶対無理!登録して!」と頼み、翌日の昼に半券をもらう約束を取りつけました。

とはいえ一番心配していた演奏会のチケットは無事ホテルのフロントに到着していたので良かった。


そしてようやくお部屋へ。
ここでもモスクワの洗礼。
荷物を運んでくださったベルのおじ様に部屋に着くなり「チップ、チップ。」と指でお金のマークをしながら催促された・・・・。
今まで色々な国に行ったけど、さすがに自分から催促って初めての経験。
モスクワちょっと怖すぎる・・・・。

そしてこちらが部屋。これがまたもや衝撃。
写真奥のカーテン。これただの飾りカーテンでレールがない。
この状態のまま全く動かないので、つまりカーテンが閉まらない。
外から丸見えって事ですか???


そして衝撃のバスルーム。
バスタブのカーテンレールが日本によくあるただの「突っ張り棒」だったという、しかも緩い。
よってシャワー中やお風呂中に棒がカーテンごとバンバン落ちてくる・・・・・。


演奏会場の真ん前というだけで選んだこのホテル。
リッツとかセントレジスとか、もっとまともなホテルにすれば良かった(涙)

外出できないので夕食はルームサービス。すっかりモスクワに怯えきっていたワタシ。
届けてくれたスタッフさんにチップ多めに渡しちゃいましたもん・・・・。

フィッシュスープとシーザーサラダ。
スープのお皿の縁にもお野菜があしらわれて素敵♪

・・・・・というのは嘘で、ただ単に持ってきたスタッフさんが荒くって、縁にスープがかかって汚れていただけの話なんですけどね・・・・・(´・ω・`)
味は意外と言ったら失礼ですが、とっても美味しかった。


前に行ったロシア旅行でもサンクトペテルブルクは最高だったのに、モスクワは最悪な想い出しかないんですよね。

だから正直行きたくなかったんですモスクワ。
ネマニャ君の演奏会が無ければ絶対行ってない・・・・。

そして今回も初日にしてモスクワの洗礼を思いっきり受け「やっぱり無理、モスクワ。早く日本に帰りたい・・・・・。」と涙しながら過ごした夜でした。


96日(火)★

のろのろ起きてお風呂に入り、ホテルで朝ごはん。
ここでも再びモスクワの洗礼。

ホテル併設のレストランが朝食場所。
受付のお姉様が背の高いロシア美人だったのですが、朝だというのにピンクのゴージャスなイブニングドレスみたいなのを着ていて、「朝食に来たんですけど・・・・」と部屋のカードキーを見せたら「席はあっちよ。」と言わんばかりに真顔のままで顎でクイって合図された・・・・・・。
えっと、とりあえず朝っぱらから怖過ぎるんですけど(泣)

食事は定番のジュース、サラダ、パン、ハム、チーズに加え、温かいお料理やデザートまで幅広くありました。







クレープにパンケーキにピロシキみたいなの。


ゆっくりご飯を食べ、帰りにフロントに寄ってみたら半券の準備ができていました。
パスポート、入国カード、半券。これでようやく外出できます。


という訳で早速外へ。
こうやって見ると綺麗なホテルなんですけどね(外観だけは)


ホテルの向かい側が演奏会場の「チャイコフスキー・コンサートホール」。


わーい、ネマニャ君♪
一気にテンションが上がった瞬間。


ちょっと気分も良くなったので街歩きでもしてみようかな。




と、地下鉄1駅分くらい歩いたらもう飽きた。
なんだか楽しくないんですもん、モスクワ。

やっぱりホテルに帰ろーということで、ホテルにさっさと帰り夜の演奏会までは部屋でゴロゴロ。
赤の広場とか、クレムリンとか全く見ずに終わってしまったモスクワでした。


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