"" 5月 2011|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: 5月 2011

2011/05/26

5月のお仕事♪

4月のテネリフェでの演奏会以来、雲隠れ?だったネマニャ君。
520日に久々に演奏会に登場したようです。

詳細はこちら。

Les Musicales de Compesieres
Vendredi 20 Mai 2011 - 20h30

Nemanja Radulović, violon
Laure Favre-Kahn, piano

Programme

Ernest Bloch Nigun 
Antonin Dvorak Sonatine en Sol Maj. op. 100 
Edward Grieg Sonate n°3 en do min. 
Pablo de Sarasate Air Bohémiens
ChosDimitritakovitch Petites pièces pour deux violons et piano
avec son Maître  Patrice Fontanarosa


この演奏会バルドネ(Bardonnex)という、スイスはジュネーブの南にある小さなコミューンの、eglise de compesièresという教会で行われたようです。
とっても素敵なプログラムですよね♪ 

しかもフォンタナローザ先生も一緒ですね。
レコード芸術・5月号のインタビューで「先生との出会いによって、自分を発見する事ができた」と、ネマニャ君が答えていましたが、きっとフォンタナローザさんにとってもネマニャ君は、自慢のお弟子さんなのではないでしょうか。

この演奏会本当に聴きたくて、手術で会社を休んでいる身分でありながら、「せっかく休みなんだし、行っちゃおうかな~♪」なんて、とっても不届きな事を考えていましたが、さすがに手術翌日に飛行機に乗る勇気は無かった・・・・。

そして524日は、何とフランスの小学校に登場したネマニャ君♪

グルノーブルに近いサン=マルタン=デール(Saint Martin d'Héres)という町にある、l’école élémentaire Barbusseという学校だったそうです。

インタビューされたものを読んだのですが、「すべての子供達が、音楽の喜びを発見する機会を持つことができる。」と、この企画を喜んでいたようなので、短い滞在だったそうですがネマニャ君にとっても良い時間だったのでしょうね。

あの素晴らしい演奏を間近で聴いて、きっと子供達には衝撃的な体験だったでしょうね!

ネマニャ君のあの風貌で、あの凄い演奏。
私が子供だったら「わー。このお兄ちゃん、何だかわからないけどすごーい」ってビックリしちゃうと思います。

これを機会にヴァイオリニストを目指す子供さんも、もしかしたらいるかもな~。
そんな事を考えて、楽しい気分になりました♪

2011/05/25

Les trilles du diable 台北公演♪


またもやかなり時差がありますが、39日に台湾の台北で行われた「Les trilles du diable」の演奏会の感想を書いてみたいと思います。

演奏会の詳細はこちら。


魔鬼的顫音弦樂六重奏 Devil’s Trills”featuring Nemanja Radulović

2011/03/09 19:30 國家音樂廳 (National Theater Concert Hall)

この演奏会は新象芸術祭の一環の演奏会。
2010年の年末にプレス発表されたのですが、どうやらこの主催元の財団さんの経済状態が厳しかったらしく、スポンサー募集の為か入札が行われていました。
無事に開催されて良かった。

現地での注目度はかなり高かったようで、メディアへの共同お披露目会?の様子を台湾の各メディアサイトで見る事ができました。 

気になる方は是非こちらでチェックしてみてください。

そしてこちらの記事はひょんな事からお友達になった、台湾のニュース・チャンネル「FOCUS TAIWAN」の記者Jamesが作成したものです。

http://focustaiwan.tw/video/shownews.aspx?
cname=engnews&cid=ENG&d=20110308&id=004310952&Type0=Misc&Type1=latest

 現地の新聞「自由時報」にも記事が掲載されていました♪


そしてこちらが会場の國家音樂廳。



外観を見た時は建物が凄過ぎて、「これがコンサート・ホール???」って驚きました。 

細かい意匠(日光東照宮に少し似ている様な)が施されて、細部まで本当に豪華で美しい建物でした。

この写真で少し雰囲気わかるかな???


台湾のチケット・サイトで予約したチケットは台北市内のセブンイレブンか、会場で発券でした。

セブンイレブンで発券しようとしたら、店員さんがやり方がわからなかったので、会場のボックス・オフィスへ行きました。

フライヤーを沢山頂きました♪


そしていよいよ演奏会。

会場もライトアップ♪



そしてこの内部が更に豪華で美しい♪ 

入り口付近のホール。
ちなみに入り口は東西南北にあり、どこからでも入場できるらしい。



ホワイエも凄い事になっている・・・。



シャンデリアがとても綺麗でした。


★そして肝心の演奏会。
今回は珍しくネガティブ(アンコール除く)な感想ですが、個人的な感想なのでご勘弁くださいませ・・・・。

まず驚くほど、聴衆が少なかった・・・・。 
会場はガラガラ。前方はほとんど座っていなくて、最前列も数人・・・・。 
私の席は2列目の真ん中だったのですが、左右20席は誰もいませんでした・・・。
10列目くらいからの中央はかろうじて入っていましたが、後方もガラガラ。
左右も空席ばかり。 恐らく4割も入っていない・・・。 

実は台湾はコンサート系のチケットは、日本とはかなり異なり直前に売り始めるとか。

気のせいかメンバー全員何となくテンションが低かった・・・・。 
皆様ご存知の通り、日本での2公演の後だったので、移動等含めてお疲れになっていたのかもしれませんが。 

音もいつもと全く違って、ネマニャ君も珍しく調子が悪いみたいに聞えました。 
演奏曲は日本公演と同じでしたが、シャコンヌも何だか全然違っていましたし、ネマニャ君もイライラしているみたいに見えて、演奏後は笑顔もなく足早に舞台袖へ・・・。 

チャイコフスキーも息が合っていないみたいで、音がバラバラに乱れて聞えました。 
演奏途中で「パンっ」って何かを弾いたかぶつけたような音が聞こえて、ネマニャ君が表板を随分気にしていました。 
何故かスケルツォが終わった途端、拍手が湧いて(曲間の拍手については人それぞれかと思いますが、ここは違う気が・・・・)メンバーも「えっ、このタイミングで拍手なの?」って顔されていて、完全に瞑想曲の出だしのタイミングが狂っていました・・・。 

そして「悪魔のトリル」 出だしでネマニャ君がアンヌさんにアイ・コンタクトしていましたが、アンヌさんが完全に下を向いていて、ネマニャ君の視線に気づかないという・・・・。 
暫くしてお顔を上げて「あっ、ごめん。」みたいな顔をアンヌさんがされて、ネマニャ君がちょっと笑っていました。 

何だか他のメンバーも、いつもの楽しい感じがあんまり無くて、お互いコミュニケーションが取れていないような感じでした。 
それでもネマニャ君のカデンツァはさすがに凄くって鳥肌が立ちました。 

とはいえ全体的に何となく重たい空気が立ちこめる演奏会でした。 
こんな時に聴きに来ちゃってすみません・・・・と何故か居た堪れない気分になってしまいました。

ところが! これで終わる訳ない「Les trille du diable」!!!

アンコール1曲目。 「Love song を贈ります。」とネマニャ君が言って、始まったのが何と「Desole」だったー!!!!!!

★こちら参照。2010年2月19日、ベオグラードでのCDプロモーション時に演奏されたもの。


 これ何度もYou Tube で観て、ずーっと聴きたかったので、すっごくすっごく嬉しかった。
しかし、メンバーのキレ方が半端無かった・・・。 
本編がいまひとつ(すみません・・・・)だった鬱憤を晴らすというか、「このまま帰すか!」という気迫というか。 
ベルトランさんもノリノリだし、アンヌさんもすっごい雄叫び上げてるし。 

そしてこのノリが、台湾の方々は大好きだったらしい。 
会場中から「ギャー」「ウォー」と叫び声が上がり、異常なくらいヒートアップ。 
そして極めつけが、曲がトーンダウンする際に放ったネマニャ君の決めセリフ・・・・。 今まで見た事ないような、すっごいスカした(とっても良い意味で♪)お顔でこの一言。 

「This is rock'n-roll baby!」

これには会場中の女子だけではなく、男子も間違いなくやられたに違いない!!! 
クラシックの演奏会と思えぬ異常な盛り上がりのまま、ヴィヴァルディの「四季」より「夏・第3楽章」にそのまま突入。 
いつもながらのめちゃくちゃスリリングな四季で、ネマニャ君も髪の毛振り乱して、凄い演奏だった!
当然会場も大盛り上がり♪ 
何故か「ブラヴォー」という声では無く、「ウォー」「キャー」と雄叫びの大歓声で、スタンディング・オベーション♪

そして更なるアンコールは「Pasona Kolo」
当然このノリも台湾の方々は大好きだったらしい。 
これまた、大歓声で大盛り上がり!!!!
メンバーも全員嬉しそうだ♪ 

「終わり良ければすべて良しってまさにこの事だな~。それにしてもやっぱりTrillesは凄い!!!めっちゃ楽しい♪ やっぱり台湾来て良かった~♪」と浸る私の席からは・・・・・舞台袖がバッチリ見えていた。 
タオルで汗ゴシゴシ拭いたり、水飲みながら、何やらヒソヒソ相談し合うメンバー6人。 

あらっ。これはもしや♪と思っていたら、またもやステージに現れてくれました。 
そして流れる、あの哀愁漂うメロディー。 
このタイミングで「シンドラーのリストのテーマ」です。
選曲の妙が本当に凄い。 
大騒ぎだった会場がシーンと静まり返って、あの美し過ぎる旋律が会場の隅々まで染み渡る様で、自然と涙がこぼれました。 
ネマニャ君が静かに弓を降ろすまで、静寂が続き、そして割れんばかりの大拍手!!!! 

アンコールだけで、ここまで盛り上げて、そしてここまで感動させるなんて、本当にこの6人の底力って凄い! 
毎回感動するけど、今回はまた違った視点で新たなTrilles の一面を見せつけられた気がしました。 

そして終演後、公演パンフレットやCDが飛ぶように売れて、サイン会が行われる楽屋口は長蛇の列。 (あんなにガラガラの会場にこんなにいたの?ってくらいの大人数。恐らく来場者のサイン会参加率は9割近かったかと) 

台湾らしくファンの方々が「マッサージ行った?」「小籠包食べた?」とメンバーに聞いたりして、とても和やかなサイン会で、楽しかったです♪ 

と、完全に時差がありますが、以上が台北での演奏会の様子でした♪ (それにしてもいつもながら長いブログですみません。最後まで読んで頂いてありがとうございました。)


2011/05/23

感謝かんしゃ♪

前にブログで書いた手術が先日無事に終わり、たった1泊の入院で帰宅する事ができました。
励ましのメールを頂いた皆様、本当に有難うございました♪

今はまだ傷口が痛むので、仕事もお休み中。
今月末までは家でひたすら療養に努めます。

人手が足りない時期に、快く休みを下さった上司や職場の仲間にも本当に感謝。
心配してくれて色々とサポートしてくれる家族にも感謝。

「不安な時は夜中でも何時でも良いから、いつでも電話でもメールでもしてね」って言ってくれたお友達に感謝。
病院でとっても親切にして下さった看護師さんや、先生方に感謝。

周囲の方々の有り難さに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

手術そのものはさほど難しくないと説明を受けていましたが、入院前は怖くて怖くて、会社でも家でも「嫌だよー。逃げ出したいよー。」ってごねていました。
我ながら大人気ない大人・・・・です。

私が小学生の時、従弟が亡くなりました。
生まれた時から心臓が悪くて、手術を繰り返し、最後の手術中にこの世を去りました。
まだ10歳にもなっていなかった。

手術が失敗した訳ではない。彼の小さな身体には、手術に耐えられる体力がもう無かったと聞かされました。
でもそれ以来、「手術」と聞くと怖くて怖くて、最近は従弟の事ばかり思い出していました。
もっと大変な病気の方は世の中に沢山いる。そう思っても怖くて仕方なかったです。

でも頑張らないと、元気にならないと、ネマニャ君の演奏会に行けない!
その一心で、手術室に入る直前までCDプレーヤーでネマニャ君の演奏を聴いていました。
怖いけど頑張ろうって心が少し落ち着きました。

手術後、病室に戻され意識が朦朧とする中で、待っていてくれた主人に言った最初の一言が「これでネマニャ君の演奏会行ける?」だったそうで、さすがに主人も呆れていました。

音楽の持つ力って本当に凄い。
そして私にとってネマニャ君の音楽は、本当に生きる力と勇気と元気を与えてくれる、かけがえのないものです。

これで終わりではなく、術後の検査結果もまだ出ていないし、再発の可能性もあるそうですが、とりあえず今は傷口が早く治る様、そして体力を戻して、早く仕事に行ける様に頑張りたいと思います。

健康第一!!!この言葉が身に染みました。
皆様も体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

2011/05/11

旅日記・ブリュッセル編Part1 ♪


前々回から引き続き、2月に訪れたヨーロッパの旅日記です。
かなり時差ありますけど・・・・。

モンス(Mons)からブリュッセル(Bruxelles)へは電車で移動。
切符は8.7ユーロでした。お安い(*^。^*)

約50分で、ブリュッセル中央駅(Bruxelles Gare Centrale)に到着。


ブリュッセルは素敵なホテルが沢山あるので、1泊ずつ違うホテルに泊まる事にしました。

初日はホテル「メトロポール(Métropole)」に宿泊。



1階のカフェ・メトロポールがあまりにも有名過ぎるこのホテル。



実はBarも有名で、カクテル「ブラック・ルシアン」「ホワイト・ルシアン」の発祥の地なのです♪
ひたすらクラシックな内装が素敵過ぎます。



到着後、お腹が空いたのでイロ・サクレへ行きました。



ブリュッセル随一のレストラン街。
観光客目当てのボッタクリなお店も多いので要注意ですが、安くて美味しいお店も沢山あります。

ベルギー名物・クロケット&ワーテルゾーイ(シーフードの♪)を食べました。


私はブリュッセルは3度目だったのですが、主人は初めて。
なのでひたすら添乗員(笑)と化し、あちこち案内する事に。

市内はバス・トラム・メトロが走っていますが、中心地はそんなに広くないので、歩きで充分観光できます♪

ブリュッセルといえば・・・・グラン・プラス(Grand place)


小便小僧のジュリアン君(Manneken Pis)



ギャルリー・サン・チュベール(Galerie St.Hubert)



そして、ベルギーといえば忘れちゃいけないワッフル、ワッフル(*^。^*)



ブリュッセルは古い建築物を残しつつ、適度に都会で適度に俗っぽい感じがするのが面白い。
一見パリと似ているようで、全く違う魅力があるところが好きです♪


2011/05/05

ラ・フォル・ジュルネ・・・・。


楽しみにしていたラ・フォル・ジュルネでしたが、チケットを購入した公演が2つとも中止。
チケット払い戻しとなりました。
仕方のない事ですが、とても残念です。

関連プログラム等を楽しむ元気も無く、今年は会場にも行かない事にしました。

未だ被災地の皆様は、不自由な生活を送っていらっしゃる方々が多いかと思います。
そのような中で、今まで通りの普通の生活を送れている事に感謝せねばいけませんね。

とはいえ私事ですが、先日定期健診で異常が見つかり、今月半ばに手術を受ける事になってしまいました・・・・。

不安、心配、恐怖等々、様々な思いが入り乱れていますが、手術とはいえ「至って元気な病人」という不思議な状態になっていますので、何とか乗り切りたいと思います!

そんな中でも、こうして能天気にブログを書く余裕?があるのだから、まだまだ大丈夫じゃない♪と、自分で自分を励ます毎日。

しかもネマニャ君の音楽を聴くと、心が落ち着き、勇気も出るのだな~。
また素敵な演奏を聴くためにも、頑張りたいと思います。

2011/05/01

旅日記・モンス編♪

ベルギーのエノー州の古都モンス(Mons)

坂が多く石畳があちこちに残り、中世の雰囲気を今に伝える、とても素敵な町でした。

モンス駅前の広場。

 
坂道を10分ほど登ると辿り着く、町の中心グラン・プラス(Grand Place)



ひときわ目立つ大きな建物が市庁舎(Hôtel de Ville)です。


ここには触れると幸せになると言われる、小さな猿の彫像がありました♪

正直可愛くはない・・・・ハリポタのドビーにちょっと似ている・・・・。



聖ウォードリュ教会(Collégiale Ste.Waudru)


 
内部はこんな感じです。



毎年6月頃に行われるお祭りで使われるという「黄金の馬車Car d'Or」も保管されていました。

天使があしらわれて可愛い♪





パイプオルガンにも天使達が♪



世界遺産にも登録されている鐘楼(Befroi)



グラン・プラスは朝になると花市場に大変身。



そしてお約束(笑)のご当地グルメ。ベルギーといえばムッセル♪そしてフリッツ♪

こちらはレストラン「ル・サン・ジェルマンLe Saint-Germain」で頂きました。


ネマニャ君の演奏会で海外へ行く時は、いつも貧乏旅行なので、まともな物は食べれないのですが、今回は主人が一緒だったのでプチ贅沢でした、エヘッ(*^。^*)

小さな町ですが見所がたくさんありますし、観光客も少なく静かで、とても良い町でした♪