ここ数日、色々考えてしまっています。
まずはドゥーブル・サンスの来日。
恐らくご予定通りだと思いますが、正直とっても複雑です。
ネマニャ君が「いつか皆で日本に行くのが夢」と語っていた来日公演。
皆様が一緒に来て下さるのは私にとっても夢みたいな事で、本当に嬉しく思っていましたが。
果たして今の日本の状況で、諸手挙げて「ようこそ我が日本へ!」って言えるのだろうか・・・。
当然コロナウイルス及び日本の現状については海外でも大きく報道されていると思います。
先日セルビア関係の知人に伺ったのですが、あのおおらかで他人に対してとても寛容なセルビアでさえ、アジア系の方々に対する一種の差別が起こっていて少し難しい状況になっていると聞きました。
ご本人はもちろん、ご家族やご友人だって今の状況でアジア圏への長旅、そして滞在には少し不安があるのではないだろうか。
行き帰りの長時間のフライト、乗り継ぎをする空港及び国、日本での滞在や国内移動、不特定多数の人が集まる演奏会。
楽観的に考える事もできるけれど、私は正直今の状況での来日は皆様に申し訳なくて、なんだかとても辛いです。
演奏会凄く楽しみ!嬉しい!って心の底から思えないのです。
きっとこんな状況だからこそ、ご自分達の演奏で束の間でも不安を和らげたり、音楽を通して喜びや幸せを分かち合いたいって皆様はきっと思っていらっしゃるのだろうけど。
きっと滞在中はお忙しいでしょうけど、少しでも皆様に日本を楽しんでいただきたいな。
そう願ってきたのですが、今の日本の状況では難しいかな・・・。
それがとても残念です。
唯一完売していない京都公演。
1枚でも多くチケットを売りたくて、お世話になっている京都在住の方にお願いして宣伝をお手伝いいただいたり、周囲の方々をお誘いしていただいたり、ご招待券を用意したりしたのですが、今の状況で「演奏会に来てください。」とお願いさせていただくのは、少し酷な気がして、これ以上お願いするのはやめました。
とりあえず今は願うのみ。祈るのみ。
ドゥーブル・サンスの皆様が安心して演奏することができますように。
そしてネマニャ君とロールさんのセルビア公演。
映画「Unique」のセルビアプレミア。
演奏会チケットは即日完売。
噂のセルビアクオリティ(決してディスっている訳ではなく。これはセルビアを知っている方々の間では多分「あー、セルビアだね(笑)」となる案件です、はい。)のため、私はあえなくチケット入手に失敗。
もはや自力でのチケット入手は不可能な気がしてきました・・・。
映画チケットは入手できたので、演奏会を聴けなくても映画だけでも観に行こうと考えていたのですが、上記のセルビア関係の知人の話を聞いて、どうしよう・・・と迷っています。
私自身が差別を受けるとかは全然大丈夫なのですが、一緒に行く友人に迷惑をかけちゃうのではないかとか、映画をご覧になる現地の方々がアジア人が会場にいると不安になってしまうのではないかとか。
(そもそも私は海外に行くと中国の方によく間違われる・・・。そもそも中国人と日本人の見分けがつかない欧米人はもとより、旅行中の日本人にすら中国人と間違えられる私・・・。)
不安や不快に思う方がいてもしょうがないかなと思います。
実際自分も同じシチュエーションになったら不安ですもの。
私は仕事上、毎日のように世界各国からのゲストとお会いするのですが、やはり中国からのゲストにお会いすると最近は少し怖いなと思ってしまう自分がいます・・・。
来日も不安、自分が行くのもどうなのかなと心配。
諸々考えるとモヤモヤモヤとしてしまう今日この頃。
暫くは仕方ないのかもしれませんね。
なにはともあれ、この状況が少しでも好転するよう願うのみ。
そして今現在コロナウイルスに感染され辛く苦しい時を送っていらっしゃる方々が1日も早く回復されるよう祈るのみです。
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