New CD 「Bach」より、ティヤナさんとのダブル・コンチェルト。
こちらの動画、皆様既にご覧になられたかと思いますが、どのような印象を持たれたのかとても気になります。
5月にベオグラードで撮影され、その際マッドハッターのメイクをされていたので、「アリス・イン・ワンダーランド」がモチーフなのかと思っていましたが、想像以上の世界を繰り広げています。
賛否両論になることは間違いなさそうです。
正直言うと少しだけ Too much かなと思うところもありましたが、お二人が並んだ際の空気感とこの世界観はとてもよく合っていると思います。
作品自体もそうですが、製作に関してもネマニャ君の様々な想いが詰まっていることが感じ取れますので、とても良い映像だなと私は思っています。
私はバッハはあまり好きではありません。
それはバッハが云々というより、バッハに対する聴き手側のあまりにも強い思い入れみたいなものが苦手だからです。
他の作曲家の方にはあまり感じないのですが、バッハに関しては「バッハはこうでないと!」というような暗黙の了解みたいな、漂う閉塞感を常々感じてしまいます。
あまりにも偉大過ぎる音楽家なので、そのような感じになるとは思うのですが、もっと自由にそれぞれのバッハを奏でてはいけないのかな?と感じることが多いです。
それゆえ、CDのジャケット写真を拝見した時から「この感じに拒絶反応を示す方はきっと多いのだろうな・・・・。」と懸念してきました。
残念なことにジャケット写真、またティーザーに対して、心無い言葉をネット上で多数見かけました。
好き嫌いは個人の自由で、作品に対する意見も表現の自由といえばそれまでです。
そう思えど、「あまりにもこれは酷い・・・・・。」という言葉が並んでいました。
これも有名税かと思えばそれまでですが、ちょっと見ていて辛いです。
きっとそのように酷い言葉がご本人の目に入ることもあるかと思います。
そんな時にきっとネマニャ君はご自分のことではなく、これらの作品に関わった関係者の方々のことを思い胸を痛められる気がします。
ネマニャ君はそういう人です。
奇抜なファッションやメイク、個性的なスタイルで自由奔放に振る舞っていらっしゃる様に見えるのかもしれません。
でも私なりにここ数年ネマニャ君の音楽、そしてネマニャ君ご自身に向き合ってきた結果、それらひとつひとつにもきちんと理由があるということを知りました。
ファンの方でさえ、そういったバックボーンをご存じなく、ネマニャ君に対して心無い言葉を発言される方もいらっしゃるので、事情を知らないと余計そうなのだと思います。
それに対して歯痒く思うこともありますし、悔しかったり悲しかったりすることもあります。
それでもいつもネマニャ君は常に前向きで、高い高い場所へと軽やかに昇っていかれます。
その裏側にある想像を絶するような苦労や努力や辛さや悲しさを決して見せずに。
きっと今回も私の懸念など杞憂に過ぎないのでしょうね。
周囲の雑音をすべて振り払って、もっともっと高い場所へ、ネマニャ君らしく突き進んで欲しいと思います。
バッハが苦手な私にきっと新しいバッハの一面を教えてくれるのだろうなと思っています。
きっとバッハが好きになれるだろうな。
New CDのリリース、本当に心から楽しみにしています!
0 件のコメント:
コメントを投稿