"" 9月 2023|ネマニャの音に恋してる ♪ ネマニャの音に恋してる ♪: 9月 2023

2023/09/21

ベオグラードでの演奏会 ♪

 

9月22日にセルビア・ベオグラードで行われる演奏会に登場するネマニャ君。

演奏会はベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団の2023/2024シーズンの定期演奏会。公演タイトルはセルビア語で【ZA PRIJATELJSTVO】

「友情のために」という意味を持ちます。

過去何度も客演され、オケのメンバーさんにはドゥーブル・サンスのメンバーさんも複数名いらっしゃるので、まさに相応しいタイトルですね。

会場はベオといえばお馴染みなコララツ・ホール。

演奏曲はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲です。

チケットは勿論ソールドアウト!発売日に瞬殺されていました。


2023年はオケ創立100周年という記念すべき年です。

現在はベオグラードの中心地にあるコララツ・ホールを本拠地としていますが、新しいコンサートホールである「ベオグラード・フィルハーモニー・コンサートホール」の建設も発表されています。

ドナウ川を見下ろすノヴィ・ベオグラードの公園に建設される新ホール。

国を挙げての一大プロジェクトで、バルカン地方で初の本格的コンサートホールになるとの事。

既にロンドンのデザイン事務所がコンペに勝利し、デザイン画も公開されていますが、自然の景観を活かした素敵なデザインになっていました。

1600席のコンサートホール、400席のリサイタルホール、20000名収容できる野外会場、最先端の設備を備えた録音ルームが予定されているそうです。

かなり大掛かりなプロジェクトなので建設開始から完成まで5年ほどかかると言われておりますが、予想だともっと延びると思います・・・(セルビアあるある)

いずれはネマニャ君も新しいコンサートホールで演奏したり、アルバムの録音なども行うのではと楽しみです。


そんなベオフィルへの客演。

現地では一斉に報道されています。
(ただし各メディアすべて同じ文章。写真は過去の使い回しですが素敵なので是非。)

以下、記事へのリンクです。


 




恐らく演奏会後には各メディアで最新のお写真や演奏会の様子が報じられると思います。

演奏会のご成功を遠い日本からお祈りしております!


 

2023/09/13

都響・第980回定期演奏会Aシリーズ ♪

 


2023年9月3日(日) 14:00開演 東京文化会館 

指揮/サッシャ・ゲッツェル 
ヴァイオリン/ネマニャ・ラドゥロヴィチ
東京都交響楽団

リャードフ ポロネーズ ハ長調op.49-プーシキンの思い出に
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調 op.64


先日の都響さんの演奏会の感想です。

コロナ渦で2度のキャンセルを経て、3度目の正直でようやく叶った演奏会。
ゲッツェルさん&都響さん&ネマニャ君という夢の組み合わせ。
その上、チャイコンとベトコンを両方聴く事ができるなんて、なんという贅沢!

定期会員の多い都響さんへの客演という事で、良席ゲットのためにチケットは定期会員券で購入しました。

更に都響さんへのお礼の気持ちを込めて、パトロネージュもほんのお気持ちだけ。
パトロネージュ30口以上だとリハーサルを見学できるとの事だったのですが、さすがにリハまで見に行くのはちょっと怖過ぎるオタクになってしまう・・・と自制いたしました。

そんなこんなで9月3日。
ウキウキしながら会場の文化会館に到着。「完売御礼」の文字が嬉しい。


会場ではCDが販売されていました。
終演後サイン会もあるとの事。


会場で昔から仕事関係でお世話になっているWさんにバッタリ遭遇!
クラシックがお好きで、年間かなりの数の演奏会に通われている方。
数年ぶりの再会だったので凄く嬉しかったです。

Wさんは都響さんの法人協賛をされているそう。
「ちょうど今、君の話をしていたんだよ。」とご一緒にいらした都響の事務局の方にご紹介いただきました。

「私が言うのもなんですが、ネマニャ君を呼んでくださってありがとうございます!!!」とお礼をお伝えしました。
是非また招聘いただけると嬉しい。。。

ネマニャ君の演奏するチャイコンは過去何度か聴いています。
過去の演奏で一番好きなのは2017年のクアラルンプール公演。
本当に素敵で未だに忘れられません。。

そんなネマニャ君のチャイコン。
コロナ渦以降、ネマニャ君の演奏を聴く度になんとなく感じていた事を、この日も感じました。今回のチャイコンは特に顕著だった気がします。

以前の音は本当にキラキラしていて、瑞々しさに溢れていて、ホール中を音色が真珠の珠みたいに輝きながら飛び回るようなイメージでした。
生命力に溢れて、怖いものなんて何もなくて、どこまでも飛んでいけるような。そんな音だったと思います。

先日の演奏はぐっと大人になった気がしました。

一音一音に様々な感情が込められて、嬉しさや楽しさだけではなく、これまで経験されたであろう悲しさや悔しさや切なさ。そうしたマイナスな感情も含めて、より多くの事を伝えようとしているように感じられました。

ただ美しいだけではなく、奏でる音すべてに意味があり、問いかけてくるような演奏。
以前ヴァイオリンの事を「言葉が通じなくても自分の感情を伝える事ができる、ヴァイオリンは通訳みたいなもの」とインタビューに答えていた事を思い出しました。

そしてカデンツァ。どうして聴いているだけなのにあんなに緊張しちゃうのでしょう。
張り詰められた空気の中で、静寂の中で、もう息をする音さえ漏らしたくなくて、身体中が緊張で痺れるような感覚を味わいながら、あの美し過ぎる音を聴いていると、もうこのまま時が止まって世界が終わるのではないかという気さえしました。

チャイコンって昔はもっと楽しく聴けていたはずが、とにかく緊張してちょっと怖さを感じながら聴いていた今回。

都響さん、やっぱり素晴らしいオケですね。
そしてゲッツェルさんとネマニャ君って相性が良いなぁ。

演奏終了後にネマニャ君に対して笑顔で盛大な拍手を送ってくださっていた都響のメンバーの皆様のお姿を拝見して、オケの皆様に本当に温かく迎えていただいたのだなと実感できて、私もめちゃくちゃ嬉しくなりました。

そしてアンコールはパガニーニ、カプリース24/5!!!
久しぶりに聴けて嬉しかった。。。感涙。

ネマニャ君がいつもサラッと弾くので、超絶技巧が散りばめられた曲だという事を忘れてしまいそうになるけれど。ステージ上のプロの演奏家の方々の呆気に取られたような表情だったり、聴衆の皆様の大喝采から、いかに難しい事をやっているのか実感します。

前半終了後にすぐに仕事に行かなければいけなかったので、演奏会にご招待させていただいた方々に慌ただしくご挨拶。
皆様「素晴らしかったです!」「ネマニャさん、凄いですね!」「涙が出ました!」と沢山誉めてくださって、本当に嬉しかったです。
ネマニャ君の事、いつも誇りに思います。

後ろ髪を引かれる思いで会場を後にして職場へ。

「今頃サイン会やっているのだろうな。良いなー。私もネマニャ君に直接感想をお伝えしたかったよ。」と涙ながらに仕事していたら、演奏会にご招待した方から「二人と会話もしました!二人からサイン貰いました。最高の時間でした!」とメッセージが届きました。

えっ???二人・・・。ゲッツェルさんもサイン会にいらしたの???
余計に羨ましい・・・。

お二人の笑顔の写真を撮って送ってきてくださったのはグッジョブ!って感じです。Oさん、ありがとうございました~。

そんな感じで素敵な演奏の余韻に浸る暇も無く、深夜まで仕事してヘトヘトになったのでした。

そして今頃素敵な音を思い出しては、頭の中で鳴らして反芻しているのでした。



2023/09/03

いよいよ演奏会です♪

 

相変わらず忙し過ぎて放置していた当ブログ。

雑誌「音楽の友」のインタビュー掲載や、音友さん恒例の来日演奏家ページの2025年にお名前があった話や、新譜の輸入盤がインターナショナル・リリースと同じく11月10日発売の話や、色々書きたいことはあったのですが(今書いてみた)


本日はついについに都響さん&ゲッツェルさん&ネマニャ君の演奏会です!!!


コロナ禍での2度のキャンセルを経て、ついに実現する演奏会。

都響さん&ゲッツェルさんとのチャイコンだなんて、この上なく贅沢な組み合わせ。

楽しみ過ぎて、緊張し過ぎて、興奮し過ぎて、数日前から吐きそうになっていました。

演奏会の直前になると、何故か毎回「行きたくない、行きたくない。」って思ってしまうのですよね。

行って聴くと終わってしまうのが嫌なのかもしれません。


本日10時発売の当日券も完売!

(ネットで売れ行きを見守っておりましたが、3列目とか良席も出ていてビックリ)


5階席まで満員御礼の会場でお迎えできるなんて、本当に嬉しいです!!!

6月から7月のドゥーブル・サンスの「Roots」ツアーを終えて、夏の休暇に入っていたネマニャ君。

ベオでのスタジアムコンサートの時に、MCで日本の話をしてくれて「僕にとって日本は第三の故郷です」と言ってくれたネマニャ君。

休暇後、今シーズン初の演奏会が日本だなんて、本当に嬉しくて有難くて、それを聴くことができるなんて、幸せ過ぎます。